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11 意思確認

「お嫁さまへの道」第11話。
最初のクライマックス、かな?

疲れ果ててベッドに倒れこんだが最後で、何もしないで過ぎ去ったクリスマス・イブの翌日は、クリスマス。この日も延々とダンナ氏からの連絡待ち。
掃除をしたり、年賀状作成しながら待っておりました。
私との待ち合わせを気にして仕事に差障りが出たら困るので、私のことは一切気にせず、仕事をしてもらえるようお願いしてありました。
イブの日は夕方そう遅くならずに連絡があったけど、なかなか電話もメールもない。
仕事の忙しさを知っていたので、大変やなぁ、と思いながら待ってました。
気を紛らわすために、iTuneで延々と→Pia-no-jaC←のアルバムを1枚目から流してました。7枚のアルバムが終わるまでには連絡があろう、と。
何時だったか忘れたけど、最後、7枚目のアルバムが流れてる時だったなぁ、電話があったの。

自宅で待ってるのが退屈になってしまって、寒空の下、歩いて難波まで行けば時間つぶしになる、なんて出かけて行ったのは良いけど、半端なく寒くて、心斎橋で挫折して地下鉄に乗りました。御堂筋のイルミネーションは綺麗だったけど、それでも寒さには負けた。

やっと会えた時、22時でした。
時間がもったいないから、とりあえず近くのお店に入ってみたら、たまたま個室のお店でした。飲み物を頼んで乾杯をしたかどうか、絶対にまだ食事は出てきてないタイミングでいきなり、ダンナ氏が「大切なことだから先に確認したい」と切り出しました。

会社の上司から、この調子だと結婚早そうだから大切なことを早く話しておけ、と言われたのだそうです。職場での立場の話だったのですけどね。その話をした後で、
「まだ正式にOKは出してないし、(仕事は)こんな感じだけど、この話(結婚のこと)は続けてるってことでいいのかな?」
と尋ねられました。

お見合いだったけど、かなりカジュアルな釣書で、なんという会社にどんな立場で勤めているか、など記載されていないものだったから、正直言いますと、話を聞いて少しショックではありました。
会う前に知ってたら、、いや、今更考えないことにしよう。
当人も、最初に知ってたらNGが出るだろうと思って3回目まで黙ってたのですから。
その時は、ダンナ氏が私との結婚をすでに心に決めてたと知らなかったのですが、結婚を考えた時、ちゃんと私に話してそれでもOKか確認しなくては、と思ったのだそうです。
内心、ちょっと動揺してましたが、私からは「はい、問題ありません。」と返事しました。私の返事を聞いて、ダンナ氏は本当に安心したようでした。

私がダンナ氏の立場を知らなかったように、ダンナ氏は私の実家のこと、会社での立場のことを知りませんでした。今度は逆に私が自分の実家について話す番。
「二人の気持ちの方が大事だから、家のことは気にしない」
と、ダンナ氏はその場ではそう言ったけど、実際には私の両親から結婚に反対されるのではないかと、相当気をもんだようです。
「父の長年の知り合いがセッティングしたお見合いだから大丈夫」
とは言っておいたのだけどね。

そんなんで、お互いにちょっぴり重い話をした後、私は前日に購入したライターをプレゼント。本当は自分もプレゼントを用意しておかないとアカンかってんけど、、と、いたく恐縮してましたが、ずっと仕事だったから仕方ないこと。私も全然期待してなかったし。
「昨日、仕事じゃなくて会えてたらプレゼントなんてなかったよ。」
って、つまらん種明かしまでしてしまった。
そういうところ、ようカッコつけませんわ、私。

お店に入ったのが22時過ぎだったから、あっという間にラストオーダーで追い出されたのですが、外に出たら24時過ぎ。
ダンナ氏が乗るべき地下鉄の路線は終了していたので、まだ動いている南海で帰ることにして見送りました。翌日もまた朝早いということで、今度はメールじゃなくて電話で起こしてあげる約束をして別れて、私も実は終電が終わってたからタクシーで帰りました。言うても私は近いからねー。

という感じで、出会って2週間、3回目のデートで結婚への意思確認をしてしまったのでした。
ただの口約束みたいなものだったので、実感なんて一切伴ってなかったなぁ。