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「お嫁さまへの道」第16話。
相変わらず「結婚するならこの人!」という決め手がないものの、たったの2週間、3回目に会った時に結婚の約束をしてしまった訳ですが、「この人で間違いない」と思わせることは多々発生しています。

最初に会った時に気づいた赤い眼鏡だけでなく、まったく同じではないけど、似たようなものを持っていてなんとなくお揃い、ということがいろいろ出てきます。

私は腕時計は Baby Gが好きでいくつか持ってますが、ダンナ氏はG-Shockを着けてたり、というのは一例です。

好きなものがピンポイントで同じ、というのもたくさん。
一番驚いたエピソードを。

ダンナ氏は、Jazzに詳しいわけではないのですが、好きな曲があると、
「なー、いつか、My Funny Valentine やってくれる?すごく好きな曲やねん。」
と言われました。私は、ジャズ・バーなどで演奏する機会があると必ず演奏しているのが、このMy Funny Valentine なのです。これだけでも驚いたけど、ダンナ氏が私の家に遊びに来たとき、「My Fanny Valentine」のコンピレーションを持っていたのを思い出して見せたところ、
ダンナ氏が10代の頃、テープが擦り切れそうになるまで聴いて、音源を探していたものが入っていたのです。
ラシェル・ファレルがトリオで歌っているMy Funny Valentine
バックのメンバーも、まさにそのままなんだそうで。
「これ!これを探してたんや!なんで持ってるの?」と。

多分、これが一番驚いたことだけど、似たようなことはちょこちょこと発生してまして、最近知り合ったばかりとは思えないことがよくあります。

そんな感じで、早々に結婚を決めちゃったけど、「この人で良かったのかな?」などと不安になったことは今のところありません。