涙、涙の新撰組

久しぶりにテレビを見て涙が出てしまいました。
母が側で一緒に見ていたので、泣けませんでしたが、
一人で見ていたら号泣ものだったかもしれません。
特に、最後の明里が山南さんの切腹を知りながら知らないフリをして別れるシーンから先は。。
22時からのBS放送でもう一度見ようかとも思ったけど、
内容を知っていて再度見るには辛すぎてできませんでした。
こんなにドラマに深入りしてしまったのは、すっごく久しぶり。
「お願いやから、江戸まで行って」
と結果を知っていながらも祈るような思いで見てました。
戻ってきたのを見て、お茶。さんも書いておられるように、
「どうして戻ってきたんやー!」と、
なんだか、願い叶わず、な気持ち。

それにしても、どうしてあそこまで潔いのでしょう。
それが武士道というものなのでしょうか。
新撰組隊士たちがみんな山南さんには死んでほしくないと思っていたのを分かっているにも関わらず、どうして?
武士だからなのでしょうか。

でも、1つだけどうしても理解できないことが。
「自分が死ぬことで新選組が結束する」
ホンマにホンマにそうか?
法度は守られたとしても、亡くしたくない人を亡くしたことで逆効果なんじゃないか、と思う。
実際に新撰組は結束せずに、どんどん内部分裂がこれから進みますしね。

山南さんが亡くなってほしくなかったのは、新撰組隊士たちだけでなくて、視聴者の方々も同じだったのですね。
NHKには山南さんの助命嘆願が殺到したのだとか。
私はそのあたり冷めていたというか、亡くなって欲しくはないけど、ドラマとはいえ史実を変えたらアカンやろ、
と思ってました。

でも、山南さんが死なない設定の新撰組の未来を見てみたかった気もします。
そして、来週から山南さんを見れないのは、至極、残念。