両親の過去生

<Emmery Annexの過去ログ>

母が話してくれた程度なのですが、両親の過去生も少し知っています。
私の両親も、前世では夫婦でした。ただし、男女が逆だったそうです。

母は萩津和野の侍で、父はその侍の第二婦人、つまり側室だったのです。
側室として夫から冷遇され、非常に恨みをもって亡くなり、今生にもその恨みを持ったまま生まれ変わったようです。

母は、大学4回生の時に通っていた英会話学校で初めて父を見た瞬間、
「私、この人と結婚する」
と感じたのだそうです。
当時、母にはお付き合いしている人がいたので、次の瞬間には
「なんでそんなこと思ったんだろう。。」
と冷静になったらしい。

強烈な恋愛をしたわけでもないのですが、大学卒業後、父が1年間アメリカ留学したり、帰国後も東京勤務で会うのは年に2回程度、という状況で熱いお付き合いをしていた訳でもないけど、母の中で何かがあったらしく、出会ってから5年ほどで結婚することになりました。
どういう経緯で結婚に至ったかは、娘なので知ってますが、ここで詳細は省きます。

結婚後は、前世の仕返しじゃないですが、自分が前世でかつての妻にしたことと同じ事を今生の夫からされることになりました。いわゆる「カルマ」と呼ばれるものですね。
母は最初から前世を知っていた訳ではありません。ほんの5、6年前に、自分と自分の夫の間に何があったのか、やっと前世をみてもらう気になって分かったことです。なんでもかんでも、すぐに前世、前世ってみてもらって解決ってものではなくて、その「時期」というのがあります。

見てもらった時は、「もう別れたい」と心底思っていたそうです。夫に対しても恨みもあったみたいなのですが、人にそういう仕打ちをされることの痛みを身をもって知り、次の人生で同じ事を繰り返したくないと、今生でこんな関係は「終わり」にする、そして夫を恨むのではなく、愛を返していく、と心が決まったそうです。
おそらく、父と母の魂には「相手を冷遇する」関係がテーマとなって繰り返されてきたのかもしれません。

母がもう終わりにする、と決めたので、次に生まれ変わるときには次のテーマに取り組むことになるのでしょうね。

銀河の月16日 KIN210 白い月の犬