蓮始開/鷹乃学習

<Emmery Annexの過去ログ>

今年の7月12日は、「小暑」の次候にあたる「蓮始開(はすはじめてひらく)」
言葉のとおり、蓮の花が咲き始める頃の意味です。
夏は蓮の花のシーズンなんですね。知らなかったなぁ、と思っていたら、学生時代、駅から学校までの道のりの途中にレンコン畑(レンコン沼?)があって、夏が始まるときれいなピンクの花を咲かしていたことを思い出しました。ちなみに蓮は、仏教思想と結びついた極楽浄土のシンボルでもあります。海外の仏教画では、鮮やかな蓮の花が描かれているのをよく見たりします。

そして7月19日は、末候にあたる 「鷹乃学習(たかすなわち わざをならう)」
今年生まれた鷹の幼鳥が、飛ぶことを覚えて空に舞い上がる時期であることを指すとされています。鷲鷹類の狩猟方法の学びの時期でもあるそうです。
鷹に限らず、鳥たちが飛ぶ練習を始めるのは今頃でしょうか。
それとも、もう少し前だったのでしょうか。
以前、我が家で飼っていた犬は、元々が狩猟犬だった犬種で、見た目はぬいぐるみみたいで愛くるしかったのですが、野性味をたっぷり残して生まれてきたようです。幼鳥が下手くそにパタパタと飛ぶ練習をする時期になると野生の血が騒いだようで、飛行練習中の幼鳥を捕らえてましたね。彼女が幼鳥を捕らえていた時期は、季節でいうと今頃だったのかしら。ふと、そんなことを思い出してしまいました。

宇宙の月18日 KIN92/知恵を引きつける 黄色い磁気の人