伊雑宮

<Emmery Annexの過去ログ>

伊雑宮は、いざわのみや、と読み、伊勢神宮の別宮の一つです。
祭神は、天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)です。

行くだけで涙が流れるほど優しい波動を持つお宮だ、と最初から話には
聞いていたのですが、正直、私はそういうのが分かりません。
エネルギーが、と言われても、確かにシャバとは違うのは分かるけど。。
といった程度です。

いつもお宮の前で祝詞をあげるのですが、感じやすい人たちの中には
その間にすでに泣き崩れる人がいました。
私は毎度のことながら、そういうのって分からないなぁ、と思いつつも、
日陰にいるにも関わらず何かが燦々と照りつけてくるような暖かさを
身体で感じていました。

正面でお詣りをした時、いつも通り
「こちらに呼んでいただいてありがとうございます。
訪れることができたことを心から嬉しく、感謝申し上げます。」
と唱えたところ、左上から降り注いでくる光を感じました。
繰り返しますが、建物の陰で直射日光があたる場所ではありませんでした。

目を閉じているけれども、あぁ、眩しい。。と思ったら、今度は
心の底から暖かい何かがこみ上げてきて、身体中が震え始めたかと思うと、
涙がボロボロと流れ始めました。これには自分でも驚いてしまって
「ウソ、何これ?私、どうなっちゃうの?」
と思うのですが、こみ上げてくる何かは身体中を支配し始め、手を合わせたまま
身体が伸び上がって、後ろにそっていきます。
あぁ、嬉しい、ここに来ることができて嬉しい、という心の底からの感謝と共に
何か暖かいものが身体中に充足していくけれど、涙は止まらないし、
自分でも何がどうなったのか分からなくなって、幸せな心地と、
パニックになっている自分が同時に介在していて
「どうしたらいいの?!私、どうなるの?!」
と思っていたら、私の内なる声が
「おろして。下までずーっとおろして。」
と言ってきました。その声に従って、氣功でやるのと同じように、
氣を下へずーっとおろすと、身体感覚は自分のものに戻りましたが、
目を開いても、まだ流れる涙がボトボトと床へと落ち続けていて、
そんな自分の様子を見ても、まだお宮の前でお詣りをしながら涙を
流している自分が信じられないでいました。

何が起こったのか、よく分からないのですが、お宮の正面を外れても、
とても暖かい存在に包まれて、とても心地良く、いつまでもその場に
座っていたい、そういうエネルギーの場所でした。
穏やかながらもパワフルなそのエネルギーに心から驚かされてしまいました。
ここには確かに「神」がおわす、と実感しました。
今でもその時のことを思い出すだけで、まだあのなんとも暖かいエネルギーを
感じると共に涙がでそうになります。

電気の月6日 KIN165/本能を実感する 赤い太陽の蛇