十三夜

<Emmery Annexの過去ログ>

今日、10月15日は十三夜です。

お月見というと旧暦8月15日の十五夜中秋の名月が有名ですが、日本では古来もうひとつ旧暦9月13日の十三夜もまた美しい月であると重んじていました。

中秋の名月十五夜)はもともと中国で行われていた行事が日本に伝来したものですが、この十三夜の月見は日本独特の風習なのだそうです。

一般に十五夜に月見をしたら、必ず十三夜にも月見をするものともされていました。これは十五夜だけでは、「片月見」といって忌まれていたからです。

十五夜はサトイモなどを供えることが多いため「芋名月」と呼ばれていますが、十三夜は旬の栗や豆を供えることが多いので、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれています。
中秋の名月の後なので、「後の月」

長野県安曇郡では、旧暦9月13日の晩のお天気で、翌年の小麦の豊作、凶作を占う習慣があったことから「小麦の名月」と呼ぶそうです。
この日の天気が良いと小麦が豊作になるのだとか。
十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、十三夜の夜は晴
れることが多いようで、「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。
ですが、関西はあまりお天気が良くないという予報が出ていますね。
今も雨が降ったりやんだりしています。
関西以外ではお天気の地域もあるでしょうね。
ちなみに、十三夜だから満月ではありません。
満月は2日後の10月17日です。

電気の月26日 KIN185/本能をつなぎとめる 赤い電気の蛇