厄年

<Emmery Annexの過去ログ>

先日、妹が本厄を迎えるにあたり、氏神さまでお祓いをしてもらうのと同時にお義母さんがおぜんざいをたいてくれるというので行ってきました。


厄年とは、一般的に災難や障りが身に降りかかりやすい年と言われます。
数え年で、男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳が本厄でその前後に前厄と後厄があります。

「厄年」と聞くと何か悪いことが。。と思いがちですが、女性で言うと、昔は20才前後で結婚や出産を経験したり、30才を過ぎる頃には出産や子育ても一段落して生活環境が変わったり、肉体的にも衰えが出る頃でした。
つまり、厄年というのは人生の節目にあたる年だからその年は肉体的にも精神的にも変り目の年だから気をつけなければいけませんよ、という警告であって、いわば長い間に培われてきた生活文化とも言えるのです。

私もこれまで2回厄年を経験しましたが、身体の変わり目というのは特に実感しました。数え年で33歳の本厄の時は、自分でもびっくりするくらい、まず身体に無理がきかなくなり、体調不良がずっと続いて健康が取り柄の私にはとってもショッキングでした。
ただ、この時に年齢に見合った生活をして、身体にも気を配らないといけないということを身を持って学び、食べること、身体を動かすこと、休むことを意識するようになりました。

少し年上の友人が、「私も30歳から33歳くらいまで肉体的にも精神的にも調子が悪いことが多かったけど、33歳過ぎたら元気になるから大丈夫」と言ってくれてましたので、何かあっても33歳になったら。。と思いながら過ごしてきました。実際に本厄を抜けたら少しずつ体調が戻り、33歳になった今は確かに元気です。友人の言葉にとても支えられました。

以前、バイトをしていたお店の日めくり標語の一つに
「やく年の『やく』を『厄』と思うな、躍進の『躍』と思え」
というのがあって、なぜか今も心に残っているのですが、厄年という言葉の「厄」が気に障るならわざと読み違えるのも一つの手かな、と今は思います。

妹も仕事の都合、とても不規則な生活をしているので、急に身体がこれまでのように無理がきかなくなったりすることがあるかもしれないから、十二分に気をつけるようにと伝えました。大事なく過ぎたら良いなと思います。

律動の月3日 KIN14/受容性を引きつける 白い磁気の魔法使い