インナーチャイルド

<Emmery Annexの過去ログ>

一つ前のエントリに引き続き、私自身が分かっているつもりで実はよく分かっていないのではないかと思った用語のチェックシリーズです。
今回は「インナーチャイルド
越智啓子さんの誘導瞑想のCDを聞いていた時に、
「感情を司るインナーチャイルド・・」
というくだりがあり、ん?と思ったのがきっかけでした。

インナーチャイルド(inner child)は、直訳すれば「内なる子ども」

アダルトチルドレンが話題になった時に、インナーチャイルドも一緒に注目されるようになったと記憶しています。その時に私もこの「インナーチャイルド」という存在を知りました。私の中では以下のような理解でした。

子ども時代、環境や両親などからの影響により傷つき、心の奥底に閉じ込められてしまった未熟な人格の一部。潜在意識(無意識)に入り込んでいて、私達の行動パターンを大きく左右する鍵になり、人間関係や生き方の障害として様々な問題を作り出していると言われています。

あまり良いイメージがなく、「癒されるべき存在」といったイメージでした。
ところが、今回調べていたら違ったのですね。
調べてみた結果を少しまとめてみます。

インナーチャイルドは心の中にある子どもの部分で、その人本来の姿、魂の特徴で、自然の感情、パーソナリティー、優しさ、才能、智慧、創造性、本能、感受性、自発性、好奇心、コミュニケーションなどを司っていると言われています。
誰の心のにもインナーチャイルドはいます。
本来、インナー・チャイルドは天真爛漫で深い叡智を持っていますが、傷ついている場合もあります。人間関係の中で傷ついたり、恐れが生まれた時などは、インナー・チャイルドが深くかかわってきます。自分の中のインナーチャイルドが愛されていないと感じると、孤独感、虚しさ、寂しさ、恐怖、不安、悲しみでいっぱいになり、パニックにおちいったり、落ち込んだりします。
インナーチャイルドを愛していない状態とは、自分の正直な感情を無視したり、子どもの頃のトラウマを傷ついたままにしていることです。過去の自分の出来事の中に、新しい視点を持ち込むとインナーチャイルドは癒されて、ネガティブな影響は少なくなっていきます。このインナーチャイルドが癒された時に、日常が、生き生きと変化することが多いです。

最初から傷ついて癒されるべき存在はない、ということですね。
私自身は、最近でこそあまり意識することが少なくなりましたが、インナーチャイルドが自分の中で荒れ狂って、しっかりと対峙しなくてはいけない状況に立たされた経験があります。その時の印象で「癒されないといけない」というイメージを持ってしまったようです。

共振の月10日 KIN21/存在をかたどる 赤い銀河の竜