啓蟄

<Emmery Annexの過去ログ>

今年の3月6日は二十四節気で3番目の節気にあたる「啓蟄(けいちつ)」です。
「暦便覧」には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也」とあります。
 “啓”は『ひらく』、“蟄”は『土中で冬ごもりしている虫』の意で、冬眠をしていた虫が春の陽気を感じて穴から出てくる頃という意味です。天文学的には、天球上の黄経345度の点を太陽が通過する瞬間です。

七十二候では、啓蟄の初候「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」
「巣籠もりの虫戸を開く」ですね。
暖かくなり、虫が地中より出てくる時季という意味です。
文字だけ見ていると、春めいてきた陽気に虫がもぞもぞ動き出すようなイメージがしますが、今年は暖かくなるのがゆっくりなので、まだ虫たちを見ないような気がします。

銀河の月28日 KIN67/癒しを安定させる 青い月の手