腐草為螢/梅子黄

<Emmery Annexの過去ログ>
今年の6月11日は芒種の次候の「腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)」
以前は、腐った草などの下でさなぎからかえった螢が夕闇を知り光を発し始めることを言ったそうです。そろそろ螢を見ることができる季節ですね。
大阪では梅田ガーデンシティで螢を放ったりして、都会でも螢を鑑賞できる機会を設けています。大阪で育った私は、そんな作られた機会でしか螢をみることがなかったのですが、大学時代、田んぼなどで野生の螢が光っているのを見てとても感激した記憶があります。この季節になるたび、田んぼで見た螢の光を思い出します。

そして、6月16日は末候の「梅子黄(うめのききばむ)」
文字通り、梅の実が黄ばんで熟す頃、という意味です。
梅酒をつける用の梅が出回る頃です。
最近はつけなくなりましたが、我が家でも以前は梅酒をつけていました。
作る量に消費する量が追いつかないため、近年は数年に一度しか作らなくなりましたけど、梅のかぐわしい香りを思い出します。そういえば、庭にある梅の木も梅を実らせているはず。

関西は梅雨入りしてから雨が降りませんが、明日から大雨になるという予報が出ていますね。今年の梅雨はどんな感じになるのでしょう。空梅雨すぎず、水害が出るほど降りすぎず、であるように。

水晶の月16日 KIN167/癒しを解き放つ 青いスペクトルの手