自分のことば

<Emmery Annexの過去ログ>

私は常々、言葉は大切だと思っています。
なるべくネガティブなことは言わずにポジティブを心がけています。
自分の発した言葉は、自分に跳ね返ってくることが分かるようになってから、なおのこと気にするようになりました。自分が口にする言葉ひとつで、いろんなことが実現したり、しなかったり。

いわゆる精神世界やスピリチュアルの本ではないのですが、内田樹さんと春日武彦さんの「健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 」から興味深いものを見つけました。


人間は、自分がいったん口に出したことばには本当に呪縛されてしまう。
他人から聞いた話はあまり軽々しく信用しないくせに、自分がいったん口にしたことばというのは、どんなに不合理でも信用する。自分が口にしたことばの現実変成力を自分の人生を賭けてでも証明しようとするから、自分の口で言ったことは、言わないことよりも実現可能性が高い。

一例として以下のようなことを挙げておられます。

だから、うっかり「愛してる」と言ってしまった人は「あ、『愛してる』って言っちゃった・・・困ったなあ。言った以上は愛してるふりでもしないとまずいよなぁ」というふうに考える。なんとか言ったことばと行動のつじつまを合わせようとする。相手に笑顔を見せたり、ちょっと優しく接したり、「ご飯食べる?」なんて話しかけたりする。向こうも優しくされればうれしいわけですから、それに応える。当然、二人の関係は良好になりますよね。

自分の言葉に酔う、とも言いますが、ポジティブな言葉ならどんどん酔って良いんじゃないかと私は思います。この本を読んでから、「好きか嫌いか分からない」なんて言う人がいたら「自分が『好き』って言ったら、好きになるし、『嫌い』って言ったら嫌いになるよ」って返しています。

例で、「愛してる」と言ってしまった場合を引用しましたが、他人に対してでは
なく、自分に対して「愛してる」というのも効果的です。前に「自分自身に感謝
というエントリで、自分に対して「ありがとう」というと身体が喜ぶという話を
書いたことがありますが、「愛してる」という言葉もとってもパワフルです。
言うのはタダですから、ポジティブでパワフルな言葉をたくさん発して、
その通りの自分を実現していきたいですよね。

宇宙の月10日 KIN189/流れを呼び起こす 赤い共振の月