スターウォーズ エピソード3

映画の前売り消化ノルマを果たすために「スターウォーズ エピソード3」を
敷島シネポップに見にいきました。
実は「スターウォーズ」って、あんまり興味ないのですが、
アメリカ人は、とかく「スターウォーズ」が好きな人多いですよね。
「エピソード1」が公開された時、アメリカにいて、その盛り上がりの激しさに
驚きましたもの。
ノルマとか言いながら見にいったのですが、予想以上に楽しめました。
いつになるか分からないけど、全てのエピソードを見たいな、と思いました。

きちんと見たことがあるのは「エピソード1」だけなのに、今回、
「エピソード3」を見にいった理由、それは、
。。英語が他の映画と違って非常に聞き取りやすいから。。
。。冗談じゃありません。本気です。。。
みんな、すっごく分かりやすーく話すじゃないですか。
字幕無でOKとは口が裂けても言いませんが、英語の聞き取りやすさは抜群です。
実際の英語を聞いていると、字幕は文字制限で、凝縮して作られているから、
ちょっとニュアンスが違うよなぁ、とか、うまいこと言うなぁ、などと、
また別の視点で見ることもできます。

内容は、さすがジョージ・ルーカス作品、文句なく楽しめました。
でも、見ていてなんだか切なかったですね。
アナキンがダースベイターになっていく姿、善から悪に転落していく姿が。
最初は本当に愛する人を失いたくない、守りたい、という純粋な気持ちだけ
だったのにね。

パンフレットには、ジョージ・ルーカスの談話があるのですが、
以下の部分が身にしみました。

自分では善を行っていると信じている人間が、どのようにして邪悪な存在になってしまうかこそが問題だったのだ。始まりは愛する人を救いたいというきわめて純粋な望みだった。自分の周りの状況をコントロールしたいというごくささやかなことだったのだ。本当に大切に思う人を失う苦しみを味わいたくない。そのために悪魔と契約を結ぶ、ファウスト的な物語である。アナキンが抱えている問題の根源は、執着を捨てられないことである。諦めをつけ、自分の人生を歩むべきことに気づかない。厭だからというだけで、太陽が昇るのを止めることはできないのだ。しかし、アナキンは執着することでさらなる力を追求し、ついには宇宙を支配できると考えるところまで行き着いてしまう。それこそが、彼の真の転落であり、悪になるということでもある。そしてその結果、彼はすべてを失ってしまうのだ。

私はスターウォーズのエピソードはほとんど知らないのだけど、別れてしまった
彼氏がスターウォーズのファンで、エピソード2が公開されていた時、いろんな
ことを話してくれて、自分の状況をスターウォーズのキャラクターに当てはめて
激昂していたこともあったなぁ、と思い出してました。実は、その話を聞きなが
スターウォーズをよく知らないものだから、今ひとつ話にピンとこなかったの
だけど、いいたいことは分かったので、ふんふんと聞いてました。それが今更、
本当に今更なんだけどエピソード3を見て、全て合点がいきました。これまで収
まる場所が分からなかったジグソーパズルのピースの場所が分かった時のように
しっくりときて、言葉では形容しがたい何か、彼氏がずっと抱いていた闇みたい
なものを思い出して切なくなった。