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見合いの顛末(その5)

二人きりになったら、まず相手がリードできるタイプかどうかを見る。
どうやら、何も考えてきていないようだった。
いろんな店を知っている風情ではない。
それに予想通り車に乗ってきてなかった。それを聞いてほっとする。

お互いにお昼ご飯を食べていないことが分かったので、
食事することにした。
ここは梅田だ。いろんな種類の店がある。困ることはない。
さぁ、どんな風に私をリードしてくれる?
お手並み拝見とする。

相手は梅田に出てくることはあまり無いらしく、
お見合いで女の子をここに連れて行こう、
という店はない様子。仕方がないので、私がさりげなく誘導する。
まずは、何を食べたいか、あれこれ言いながら、
店が決められない時の為に想定しておいた場所へ。。

私は沈黙に耐えられない性格なので、つい話をいろいろとふってしまう。
話題の間口は広い方だと自認しているので、どこかで話題がかみ合えば、と思う。
でも、かみ合う話題が見つからない。
今思えば、自分から話題をだしまくらず、相手から話を引き出して、
私はふんふん聞くだけに徹した方が良かったのかも。

食事の後、どうするか考えてるのかな、と思ったけど、
本当に何にも考えてない様子。
私の思うつぼである。

「映画どうですか?」

とふってみる。

「いいよ、行こうか」

の返事に「したり」と心の底で笑う私。
まんま、予定通りの進行である。