500km の長い一日

夏至が過ぎ、これから夏だけど、太陽の昇っている時間は冬に向けて短くなっていく。なんだか不思議な感覚。
一年で一番太陽が出ている時間が長い夏至の日、久しぶりに東京出張へ。
震災以降、初めての東京。
関東方面へ出向くことをかなり避けてきましたからねぇ。

噂通り、品川に着くと暗い。
これが節電か、と。
お客様の会社も間引きで少し暗め。
エアコンは28度設定だから、クールビズでお越しください。
という看板も立っておりました。
そんなん知らんかったって。。
お昼間だったから、間引き照明はあまり実感無かったかな。
品川は大阪よりもカラッとしていて外は過ごしやすかったですが、室内は時間帯によっては暑くて、スーツの中で汗が流れたり。
東京に行くときは、いくつものアポを取って行くので、数珠繋ぎじゃないけど
「次はどなたにお会いになるのですか?呼んでまいります」
な展開で、延々と同じ場所にいたので、時々「あ、涼しい風が」と思ったり。

今回、5名お会いしたのですが、そのうち3名が大阪出身者でした。
関西じゃなくて、大阪。なんかすごい確率です。
とても懇意にしていただいているご担当者が二人とも大阪出身で、お一人は普段から大阪弁、もう一人は大阪出身と言わなければ分からない。
でも、目の前に三人(私たちは三人で行ったので)も大阪人がいたら、やっぱり言葉が戻っちゃう、みたいな。
最後にお会いした人は、今回初めてご挨拶させていただいたのですが、お打ち合わせが終わってから
「実は私、大阪出身なんです。」と一言。
お聞きすると、私たちの会社から徒歩15分くらいの場所に、4年ほど前まで住んでおられたとか。縁あってお仕事をいただくことになったのですが、お電話でもなんとなく気のせいかフレンドリーっていうか、良い印象を持っていただいている感じがしたのは、ずっと住んでた家の近くにある会社だからでしょうか。。
とてもありがたいことに、今回のお打ち合わせは、過分なお言葉をいただくことが多く、
「これからも何かお願いしたいときは、Emmeryさんにご連絡させていただいたらよろしいのですね」
みたいに言っていただくと、マネジャ冥利に尽きるって言うか、
このところずっと、「会社辞めたい」と思ってはいるけれど、
「お客様のためにー」とか思ったりする。
会社辞めたいって言っても、今の仕事は決して嫌いじゃないしね。
直接のお客様には、本当に良くしていただいてますから。

で、新幹線に乗って新大阪に戻ってきたら、
「うわっ、大阪って明るっ!」
でした。お客様が、「大阪は節電してなくて明るい」と言っておられたけど、こうやって東京から大阪に戻ってくると、明るさの違いが分かります。
そして、大阪は東京よりも蒸し暑かった。。

お疲れ気味ではあったけど、母からシャンソンのライブのサクラで来いとメールが来たので、おなじみのシャンソニエへ。
行ってみたら、母が衣装を着てたので、
「あれ、今日は歌う日?」なんて。
これまで、そのお店で母は歌ったことなかったはず。
私がゲスト出演した先日のライブにもお客さんで来場された母の知り合いが何名かおられて、「良かったわよー」って言っていただく。

フロアを眺めていると、母の師匠の条先生もおられ、あれこれと母に次のステージ前のアドバイスやらダメ出しやら。遅くに行ったので、最後の回しか聴けなかったのだけど、母が今回のゲストって、トリじゃないですか~って驚き。
いつも前座的位置ですからね。

最後のステージが終わってからは、普通のラウンジになるので、先生におつきあいして一緒に飲んでました。
お店のママと先生、母と3人も歌う人がいたので、歌うこととか、ステージのこととか、話が面白くて聞き入ってました。
そしたらば先生から
「この前のライブで分かりました。あなたはライブ経験が足りてないね。これから機会をいろいろ作りますからライブでどんどん演奏しなさい。私の目の届く範囲でね。」と。
とってもありがたいお言葉なんですが、「ひゃー!」って感じ。
勉強も練習もしないとイカンですね。
何がどう展開するか、分からないものですね。
今週末の徳永教室の発表会も見に来るとおっしゃってて、
お酒の席の話なんだか本気なんだか分からないけど、
本当に条先生が来られたら、別なところで緊張するなぁ。
あ、そういう問題じゃないか。

で、プロの歌い手さんたちのお酒の席でのお話を興味津々で聞いてたら、あっという間に深夜になり、帰宅したのは1時半でした。
夏至のせいか、長い長い一日でありました。
まだ水曜日なのに。。たまには良いか。

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