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57 挙式当日

「お嫁さまへの道」第57話。いよいよ挙式当日の話になりました。

挙式当日、目覚めたら雨があがっていました。

一番遅い時間帯の挙式だったので、準備は午後から。午前中は比較的ゆっくりできました。母が「心付けのことを忘れてた!」とバタバタしてました。私は、受付をお願いしている友人たちの分とベビーシッターさんのお礼を準備していたので、母に預けました。

食事をしてきてください、と言われてましたが、そんなに食べることができなかったなぁ。妊娠していて、トイレがすごーく近かったので、あまりおなかに物を入れすぎると心配だったのです。

会場へは、家族と一緒に車で移動。母と妹の着物一式があり、なかなかの大荷物でした。

ホテルに着いたら、まずはチェックインして荷物を預けました。新婚旅行に持っていくスーツケースを実家で借りたので、挙式後に泊まる部屋にスーツケースを置きに行きました。

それから美容室にチェックイン。着付けの準備が始まったら、後はすごーく早かったな。いろんな人が、一斉にメイクやヘア、着付けをしてくれます。写真の都合、最初に色打ち掛けを着て、写真撮影をします。写真室でやっと、ダンナ氏と会いました。なんだか照れくさかったですね。色打ち掛けでの写真撮影が終わったら白無垢に着替え、綿帽子をかぶせてもらって、また撮影。

撮影が終わったら、神前式が始まるまで親族控え室へ。イトコ(兄)のベビちゃん用のベッドが入ってることを確認し、少し安心。ダンナ氏の親族は、全員で8名だったから、控え室も悠々としてたそうですが、私の方は30名もおりましたから、すんごい混雑っぷりでした。というか、入りきらなかった。

親戚たちが、次々と私のところにやってきて、「おめでとう」と声をかけてくれ、写真をパチパチと撮ってました。母方の叔父が「おじいちゃんとおばあちゃんの写真を持ってきたで」と額に入った写真を持たせてくれました。二人が生きているうちに結婚できたら、本当に良かったのですけど、ぜんっぜん間に合わなかったですね。(父方の祖父母は、二人とも早くに亡くなってます。)

神前式の前に、控え室で誓い言葉の用紙にサインします。写真撮影用にいろいろポーズをとったり、何かと忙しいです。控え室にいたら、外の様子が全然分からなくて、参列者はちゃんと入場したのかしら。。とか、いろいろ思ってました。

神前式そのものは、事前体験しているから、なんてことなかったです。でも、白無垢の手前をかいとって歩かなくていいようにピンでいっぱい留めてくれていたので、腕の動きが抑制されて、三三九度は口元まで杯を運ぶことができず、まねごとで終わってしまいました。これは私に限らないようです。最初は自分の家族側に座ってますが、誓いの後は新郎側に座ります。そこで、そうか、もう私は嫁に行ったんだなって、ちょっと寂しいような気持ちになりましたね。

神前式の後は、親族紹介。「参加せずに外でゲストと写真を撮られますか?」とスタッフから言われましたが、親族紹介に参加しました。こんな機会に親族の顔を覚えないとね。私の方は、総勢30名もおりましたから、普通よりも時間が大幅にかかってしまったようです。

親族紹介が終わったら、いったん控え室へ。私は白無垢から色打ち掛けに替え、綿帽子をはずして、かんざしも挿し直してもらいます。いったんカツラも外してもらって、一瞬、楽になりました。白無垢の間は、カツラと綿帽子で頭が暑くて重かったです。

披露宴は、ひたすら誘導されるがままに、って感じでした。最初のうちは、食事もできていて、余裕やなって思ってましたけど、演出しない代わりに、フォト・ラウンドやキャンドル・サービスを入れたので、あんまり高砂にいれなかったという。。

お色直し退場した時、介添え人さんが、
「新郎さん、かなり飲まされるんじゃないかしら。新婦さんがいると、皆さん遠慮されるのだけど、新郎さんだけの時間帯は、高砂に来られるんですよね。」
と言ってて、「え、そうなんですか。」なんて返事をしておりました。実際、私が退場した後、いろんな人たちがビール瓶を持って高砂に押し寄せていたようです。写真ができあがって見た時、大笑いしましたもの。。

「お色直しの後は、あっと言う間に時間が過ぎて終わるって言いますよ。」
とスタッフの方に言われて、そうなの?と、そのときは思ったのですが、実際に、あっと言う間でした。私は自身の余興がありましたので、特に。

余興は、やって良かったなぁ。父の友人が歌うGeorgia on my mindと、サプライズのMy Funny Valentine。ピアノがOマスターだったので、安心して演奏できました。途中で頭が白くなってフレーズが飛んでしまって、Oマスターにカバーしてもらって、再度復帰、みたいな。ほとんどの人には分からなかったみたいですが。

余興が終わったらもう終盤。私は高砂に戻ることなく、両親への花束贈呈と新郎父挨拶と新郎挨拶。あれよあれよという間にお開きです。ダンナ氏が前日の晩に必死で考えたという挨拶は、自身の両親だけでなく、私の両親にも宛てたものがあり、聞いていて驚いたのですが、なかなか良かったです。親族には好評だったようです。

先に新郎新婦が退場して来場者のお見送り。無事に終わって安堵する気持ちが強かったです。

始まるまでは、長く長く感じましたが、始まってしまえば、あっと言う間に結婚式と披露宴は終了しました。ドレスを脱いで、お化粧も軽くしてもらって、私自身もホッとしました。結婚準備を始めた途端、妊娠が判明し、つわりなどから、結婚式なんてやりたくない、と思った時期もあったけど、やって良かったです。

こんな感じでやっと「お嫁さまへの道」完了です。