第8回レインボーマーチ札幌

来る9月19日、札幌でレインボーマーチが開催されます。
レインボーマーチって何?な方は公式サイトへどうぞ。
公式ガイドブックもWEB上で見ることができます。
結構、ごっついガイドブックで驚きました。

レインボーといえば、同性愛者のシンボルマークです。
って、どれくらいの人たちが知っているんやろ。
1978年の「サンフランシスコ・ゲイ・フリーダムデイ・パレード」で用いられて以来、広くLGBT(*)の活動で使用されています。
(*)LGBT…「Lesbian、Gay、Bisexual、Transsexual・Transgander」
上記にQueerも付け足してLGBTQと言う人たちもいますね。


サン・フランシスコでゲイの人たちが多く住む地域で有名なカストロに行くと、レインボー・フラッグが家がたくさんあります。

レインボーの意味を知らない日本人留学生の女の子が、「かわいいから」という理由でレインボーのバンダナを頭にしているのを見て、クラクラしたこともあります。(きちんと説明してあげました。。)


ゲイ・プライド・パレードは、札幌以外でも東京でも開催されていたのですが、3回目の2002年以降、開催しようとしては中止になっています。
これを考えると、10年間続いている札幌は素晴らしい。
なんで札幌はLGBTが元気なんだろう。
一度見に行ってみたいなぁ。
見るより参加した方が楽しいか。


私はゲイのメッカといわれるサンフランシスコ・ベイ・エリアの女子大におりましたので、ゲイの友達が普通におりました。
今から思えば、場所柄、LGBTの集まる大学だったんですねー。
なので、本場の「ゲイ・プライド・パレード」も見てきました。
数あるパレードの中で、このパレードは一番規模が大きいのです。
通常、パレードは2時間くらいで終わるのですが、このパレードは6時間くらいあります。最初から最後まで見るのはかなりしんどいので、たいがい途中でチャイナタウンに行って休憩?してました。

最初はハーレーに乗ったDykeの行進から始まり、マッチョなお兄さん、ドラァグ・クイーンドラァグ・キング、タッちゃんなお姉さん、フェミニンなお姉さん、HIV/AIDSの啓発活動をしている人たち、LGBTの人権運動に関わっている人たち、子ども連れのレズビアン・マザー、ゲイ・ファーザーたち
「息子が同性愛者であることを誇りに思っています」
というプラカードを持って息子とその恋人と行進するお母さん、
老いも若きも、白人、黒人、ラテン系、アジア系、人種も幅広く、「いかにも」なお方から、ごくごく平凡な人まで、本当に多くの人たちがパレードします。
紙吹雪と一緒にドラァグ・クイーンがコンドームもまいてたり、(日本でやったら怒られそう)HIV/AIDSの啓発活動やLGBTの人権運動をしている人たちが啓発パンフを配っていたり。
ただの見せ物じゃなくて、百聞は一見にしかず、を体感しながら、本人がその気にさえなれば多くを学べるパレードです。

札幌のレインボーマーチはどれくらいの規模で、どんな人たちが参加しているんだろ。
昨年は札幌市長が挨拶をして、画期的な出来事だと取り上げられたようですが、今年はどうなるのでしょう。
大阪のLGBTシーンは、パレードするほどの勢いがないのかなぁ、
とか、いろいろ、いろいろ思いがめぐります。

あー、考えるより、札幌に行ってパレード見たーい!