「神の目」Another Side

Annexでアップしたネタをここでも紹介しようと思う。
あちらで書く時とこちらで書く時ではモードが違うので、
完全な再掲ではないんで、Another Sideと銘打ってみました。
思うところがあって、Annexへのリンクは削除してありますしね。

七夕が近いせいか、この数日「神の目」もしくは「神の眼」という記事をあちらこちらで見かける。メールで届いた人もいるかもね。
「神の目」の正体は、2003年にNASAハッブル天体望遠鏡がとらえた太陽のような恒星が、終わりを迎えているときの姿。

なぜ4年も前に撮影された写真が今頃話題になっているのか分からない。
写真がキレイだったのと、記事を読んだ元が信頼できるところだったということもあって、つい検証せずにAnnexに載せてしまって、後でシマッタなぁ、と思って追記したのだけどね。

私の師のサイトを見たら、これに関していくつもメールを受け取ったらしく、7月3日から7日の間は特にパワーが強いとか、7つの願いが叶うとか、その辺りの笑って許せる範囲の話だったのが、新興宗教の教祖さんの話が付け加わったり、勝手な解釈でゆがめられた情報が大量発信されていると、ややお怒り気味のコメントがあがっていた。

多くの記事やメールでは
この目を見つめる者には多くの奇跡がおとずれるといわれており、
見るものがこれを信じる信じないは関係なく、
7つの願いが聞き届けられると言われています。
って書いてあるみたい。
私が見たのは両方とも同じだった。

確かに今は想念が現実化しやすいご時勢ではございますが。。
7つの願いが、個人的なお願いではなくて世界の安寧の為のお願いになるのなら悪くはないと思うのですね。

大難を中難に
中難を小難に
小難を無難に


皆が自分の為じゃなくて他人のためにそうお願いするなら良いんじゃないかなーって。
これから地球上で起こっていくこと、私たちが体験していくであろうこと、
それに思いをはせた時、どうか穏やかに時代が変わっていきますように、
と、祈らずにはおれない。

そこで終末思想で不安を煽る人たちもたくさん出てきますので
注意しないとね。エセ・スピリチュアルに騙されてはいけません。
2003年にNASAが撮った1枚の写真を元に、救世主がどうとかこうとかってのは、明らかに違うでしょ。
これから不安を煽る人たち救世主を名乗る人たちが数多と現れると思われます。
でも、騙されちゃいけないですよ。
いろいろ起こるには、起こっていくでしょうけどね。

私、「好きな映画は?」って尋ねられたら、迷わず「AKIRA」って答えるのだけど、何が好きって、キヨコが大好きなのです。
「未来は一方向だけに進んでいるわけじゃないわ。
私たちにも選べる未来があるはずよ。」
って彼女が言うシーンは、ハッとさせられる。
そう、いろんな人たちがいろんなことを言って不安を煽るかもしれない。
でも、未来は一方向だけに進んでいるわけじゃないから、私たちにも選べる未来があるはず。


ただ、この吸い込まれるような美しさ。
自分の為ではなく、他人の為に祈りたくなるような神々しさに嘘はない、と思います。
星が終焉を迎えた時の、まさに最後の輝き。

光の速度のことを考えたら、この星の輝きに願いをかけたとしても現実には宇宙のその場所には、この星は残骸さえもないのかもしれない。
もうすでに消え去ってしまった幻に対して願いをかける姿というのは、なんとも滑稽かもしれない。

それでも、本当に7つの願い事が叶うとして、願いをかけるなら、
私はエエカッコしぃではなく、世界の安寧を心から願う。
本当に、それだけ。
時間はもう、待ったなしだから。

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