Bad Dream, Bad Trip

まるで、ずっと悪い夢を見続けてるみたいだ、と思う。
11月1日の晩に祖父が亡くなってから、非日常が続いている。
やらないといけないことが多々あって、食事も睡眠もままならず、
悲しんでいる余裕もなく時間が過ぎる。

昨日は、ほとんど眠っていないままだったけど、仮通夜にするから夕方までは
仕事を片づけてきなさい、ということで、朝イチで予約していた歯科に行って、
会社にもとりあえず仕事の整理だけしに行く旨を伝えて出社。

目を開いている状態で「悪い夢」を見ている心地だから、
目を閉じると頭がグルグルまわって「Bad Trip」している気分だ。

1日がヨーロッパの祝日でよかった、3日が日本の祝日でよかった、
そう思いながら仕事の整理をして、できうる限りのことをして、
あとは上司にお願いして会社を出る。
あなたもいつかはお葬式を、それも社葬を出す立場の人なのだから、
しっかりと見て手伝って、次を担えるようになるのよ
という言葉をもらって、確かにそうなのだけど、今は悪い冗談みたいだ。

おなかが空いたと思ったら、食事をしていなかった。時間がなかったのだ。
電車に乗ると泥のように眠りに落ちる。
葬儀準備に忙しい両親に代わって、自宅の諸々を片づけて
祖父の待つ家へ向かう。

親戚が皆、黒い服を着て集まってきて、夢じゃないけど悪い夢のようだと思う。
いつも直球勝負のおじいちゃんの声が聞こえてきそうだと思いながら、
すっかり冷たくなってしまった祖父の前にぼんやりと座った。
全てにおいて実感が伴わないまま、夢、見てるのかな、と思いながら
紛れもない現実が進行中。。