久しぶりに友と

年末に会って以来、連絡もとっていなかった友からメールが届く。
私に話したいことがあるのだという。
久しく連絡がない人から急な連絡があると、「結婚報告か?」と思う。だから
「結婚報告かと思ったよ」と返事をする。
夜に電話をもらうことにして、いったい何の話だろう。。と思いを巡らした。
年末に、私みたいな見合いじゃないけど、お見合いっぽい感じで会った人と
結婚するかどうかを悩んでいたから、悩み相談かなぁ、とか、
もしくは前世を知りたいとか何かスピリチュアル系のセッションを受けたいとか
そういう系の悩みかなぁ、とか。
もし悩み相談だったら、普段は自分のチカラの程が分からないから承らないけど、
今回はできうる範囲でリーディングでもエンパスでもやるぜ!と思いつつ電話を待った。

電話がかかってきたら「想像通り、結婚することになった」とのこと。
彼女の悩みっぷりを知っていた私は、即座に「おめでとう!」と言うことは
できなかった。ちょっと彼女から話を聞いた後、やっと「おめでとう」と言えた。
そして「結婚式は当然、出席するからね。余興が必要やったらハーモニカも
喜んで演奏するから言ってね。」とも。

私達くらいの年齢になると、いろんな思惑があって、結婚に対しても
ロマンティックなだけじゃいかないっていうか、まぁ、幸せいっぱいで
ご報告!みたいな感じにもならないのかもしれない。
何はともあれ、おめでたい話だったので嬉しかった。
ゴールしたんじゃなくって、これからがスタートで、いろいろとあるだろうけど
きっと大丈夫。

そんなことがあった翌日、会社で他のチームの仕事だけど、諸事情で、
突発的にとある西欧言語の翻訳がとにかくASAPで必要となった。
緊急事態ゆえ、その言語を話せる人かネイティブを求めて、知り合いを
あたることになって、久しぶりに何人かの友達に連絡をとった。
本当はこういうことで連絡なんてしたくないけど、仕方ない。
突然の電話をごめんなさいね。。。

で、その時につながらなかった友達が後から「どうしたの?」と連絡をくれた。
本当に久しく会っていなかったので、近況報告をしながら、お互いに未婚のため
に起こる喜悲劇について話してた。微妙な年齢ゆえ、皆がいろいろと気遣いを
してくれて、それがまた痛し痒しなお年頃なんである。
完全に負け犬トークであった。でも、なかなかそういう自虐ネタ?を気の許せる
場で話す機会がないので、私だけじゃないねんなーって、しみじみ。
また食事を皆と一緒にしようねって約束して電話を切った。

ほんと、この歳で独身って罪深いのかね?