朝っぱらから

朝も早うから電話がなった。
母が話している様子から、どうやらこの前のお見合いおばさんかららしい。
私が二人とも、特に医者をソデにしたのがお気に召さなかったようだ。

「うちの家では釣り合いがとれませんから。。
いや、本当に普通のおうちの方で結構です。。」

などと言ってるのが耳に入る。

いしゃだろーが、べんごしだろーが、ITちょうじゃだろーが、
男の職業と年収の高さで私が男を選ぶと思うなよ。
ちぇっ、女なら誰でもハイパーガミー(上昇婚)したいわけじゃないんだよ、バーカ[E:annoy]

ハイパーガミーとは、「女子上昇婚」、社会学者の山田昌弘氏が
「結婚の社会学」で定義した言葉らしい。
まず結婚が男性にとっては「イベント」であり、女性にとっては「生まれ変わり」
であると述べた上で、女性がよりよく「生まれ変わる」ために、自分の父親
同等以上の家の男性を結婚することを指します。男性は結婚によって、身分、階
層、職業などは変わらない結婚制度のことを言います。
小倉千加子は、女性が結婚によって階層上昇すること、と言ってます。
山田氏は、ハイパーガミーを「女子上昇婚」としているようですが、
単純に「上昇婚」と言ったり「上方婚」と言ったりすることもあります。

多くの女性はハイパーガミー、つまり自分よりも身長や学歴、年収などが多い
男性を望み、多くの男性は下方婚、自分よりも身長や年齢、学歴、年収などが
少ない女性を望むと言われている。それが、今の結婚難を引き起こしていると。

実はこの「結婚の社会学」をちゃんと読んだことないのだが、
「経済力が高い父親をもつ女性」と「経済力が低い男性」の結婚が困難になる
しくみがわかりやすく書かれているらしい。私の結婚難のカテゴリーに
しっかり入ってるって?この際、どうでもええねんけど。

話戻って、普通って言葉は、とってもスリリングだ。
何を標準としているのか分からない。
とはいえ、私もコメントでよく
「私は、いたってフツーの大阪のねーちゃんです」
と書くのだが、何がフツーなんだか。

今年の12月に33歳になるのだが、結婚して子どもを持っている女性が
平均的な姿なんだろうか。もし、そうなら30歳過ぎても未婚で彼氏も
いない女は、フツーじゃない。
お見合いおばさんや両親の目から見たら、30歳過ぎて男っ気一切無しで
仕事まみれの生活をしている娘はフツーじゃなく不憫で仕方ないんだろう
だから、こうやって男を紹介してくるんだ。

で、母の言うフツーの家ってどんな家なんだろう。
そのフツーの家にいるフツーの男ってどんな人?
さっぱり分かりゃしねぇ。誰か知ってたら教えてくれ。

私が見合い話を断ることで、母が紹介してくださった方に謝る図
というのも辛いんだよ。
私は何も悪いことをしたわけじゃないけどさ。
ご好意を無にした、という意味では悪いことしてるんでしょうけど。
頼んでもいねーのによぉ、と毒づきたくなる気持ちを抑えつつ。。
(しっかり書いてる、ゆうねん)