帰りの電車にて

今夜は本当に寒かった。。
江坂の駅は吹きっさらしだから電車を待っている間、本当に本当に凍えてしまいましたよ。

明日からクリスマス含めて三連休、ヨーロッパは26日がクリスマスの振り替え休日でその後は年末終業までほとんど日が無いため、過激な仕事っぷりでございました。

寒いため、お疲れでもヘラヘラぁ〜ってなることもできず、電車に乗り込んで、いつもなら即、終点まで「おやすみなさ〜い♪」なんだけど、今夜は珍しく本を読んでました。いつも女性専用車両を使っているのけど、今夜はなんか男性率高かった。御堂筋の女性専用車両は終日なんだよ(--;

女性専用車両だから良いけど、普通車両だったらちょっと憚られる内容の本を読んでいたら、ふと身体に異変?を感じた。
隣の女の子が私に寄りかかって眠ってしまったのだ。これが男の人だったら即座に身体を動かして「何してくれるねん\(*`∧´)/」モードに入るのだけどね。

彼女はなんか違ったんだ。何て表現したらいいんだろう。
暖かさを伴ったちいさくて可愛らしい重み、とでも表現したらいいんだろうか。
思わず、「よしよし」ってしたくなるような、そんな感じ。

ピンクのマニキュアを施したほっそりとした指。右手の薬指に指輪。
白いツイードのコート。金糸銀糸の混じった黒いツイードのミニスカート。
視界に入る範囲で見えているだけでも、かわいらしい女の子を想像させた。
きっとデート帰りなんだろうなぁ。
「今日は楽しかった☆」
なんて携帯でメールを打っているうちに眠ってしまったらしい。
ぐっすりと眠っている彼女を起こさないように私は身体を動かさずに同じ体勢を保って彼女の身体を終点まで受け止め続けた。

終点に着いて、うっとりと目を覚ました彼女の顔をチラッと見ると想像通りのとってもかわいい女の子でした。
目が合って「すみませんでした(>_<)」みたいなのは恥ずかしいので、まだ夢見心地でぽわん、と座っている彼女に
「良い夢見たかい?Honey☆」
と心の中でささやきかけてからそそくさと下車した私。
30分くらいずっと彼女の重みを受け止め続けたので、実は身体が痛くなってしまったのだけど、何か得した気分というか、なんとなく暖かい気持ちでその後の道のりを帰ったんでした。