なう゛ぁすぶれいく

私の会社もお客様の会社も4月から新年度ではないのだけど、お客様の会社の組織変更などで4月から変わったことが、あれこれあり、私の仕事にも影響がでている。
組織変更と言えば聞こえが良いけど、要するに「リストラ」。

お客様の会社は多国籍企業で、去年はグローバルで大きな改変があって、かなり泣かされてきた。でも、泣かされたのは私たちだけじゃなくて改変に伴って入ってきた中間業者の人たちも、だった。
そして、何度となく人が壊れていく姿を目の当たりにし、「外資残酷物語」と勝手に名付けてたのだけど、今年はその「残酷物語」は、中間業者じゃなくてお客様にも及んでいる。
今回の組織変更が大がかりすぎて、これまでのように業務が流れず、あちこちでトラブルが発生しているようである。
私の想像なのだけど、身体か精神を病んで倒れてしまったか、もしくは力及ばずで辞めてしまったか、とにかくロクに引き継ぎもなされないまま担当者が変わったとか、そういうのも起こっている様子。
組織変更で経験豊かな人を全く関係ない部署に飛ばしたり、ばっさりとリストラしちゃったりで、フォローしてくれる人がいないんだろうなぁ。実を言うと、私の会社もお客様から半分近くリストラされたような状態でもあるのだが。。

ぼちぼちヤバイんじゃないか?と思しき人がいて、
でも、一端の下請け業者の立場では、いかんともできない。
誰かフォローしてくれる人がいますように、
倒れずに乗り切ってもらえますように、と、
祈ることができる程度。
そんなことを上司に話していたら、
「あの業界はね、線が細い人、気のいい人は続かないの。続くのは、図太い人、思いっきりワガママな人。」
って言って、これまで辞めていった客先担当者の名前を挙げた。(余談だけど、全員男性である)

私も、かなり過激な働きっぷりに、両親から
「そこまで働かずとも」
みたいな言われ方をすることが多い。
父から、仕事のし過ぎで倒れても『よくそこまで働いた』とは、誰も褒めてくれないことをしかと心得よと言われている。
社会に出るのが遅かったので、人が10年かかるところを半分の5年で走り抜けようと思って今の会社に入ったので、その辺りは個人的には厭わず、フィジカル面でもメンタル面でも健康管理をするのがプロの仕事の一つだと思ってメンテナンスをしているけれど、それでも、このまま続けていたらそのうち限界がくるな。。と感じる。自分の中で全力疾走すると決めていた
5年間が過ぎ、さすがにこれまで通りの全力疾走を続けるのも限界かな、と。

それにしても、皆が仕事を分け合って、ほどほどに働けるようにならんものかと思う。働けない人と働き過ぎな人の二極化が酷いようでなんか妙な世の中やな。