京へ

アメリカ時代の友人が、学会で京都に来るから会わない?
と誘ってくれたので久しぶりに京都へ。

鞍馬、貴船に行きたい、というリクエストだったので、学会の会場と出町柳の駅の中間に位置する母校で待ち合わせをすることにした。昼食と夕食とつきあってくれたらうれしいのだけど、ということなので「いいよー」と、朝から京都へ。

通りすがったことはあっても、母校に行く、という行為は10年ぶりかも。
まず、どういうルートで母校に向かうか考えた。
現役時代は京阪特急で淀屋橋から出町柳まで乗って通っていたけど、今回は鞍馬に行く約束だったので、出町柳と大学間を往復するのはつまらないんでやめ。
梅田から阪急に乗ろうかと思ったけど、これはまた時間がかかるとやめ、
JRで行くことにした。定期がある新大阪まで行って乗り換え。
新大阪は場所柄旅行客が多いため、自分も旅行気分になる。
やってきた新快速は、なんと福井行き。本格的に旅行気分。

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  京都で地下鉄に乗り換えて、母校へ。
図書館の前で待ち合わせをしていたので、学生時代みたいだった。
久しぶりなんで、ブラリと構内を見て回る。通っていた時代が全然違うけれど、奇遇なことに、友人は隣の女子大出身だったので、二人で懐かしがっていた。クラークが今、工事中だったのが残念だった。
代わりに?有終館。学生時代、有終館封鎖をやってるのを見たことあるけど今もそんなことをやったりする学生はいるのかね?構内にバリケードもなくなってしまったし。(これは在学中のことであるが。)

出町柳駅に向かう途中で昼ご飯。
本当は、ほんやら洞で食べたかったけど、営業は午後からと知っていたので別の場所で学生向けやなーってな、ドンブリ飯を食らう。
すっかり様変わりしているのではないか?と思っていたけれど、覚えているお店がたくさんあって、安心する。当時は携帯屋さんだけはなかったけどね。

叡山電車に乗って鞍馬まで。
3年ぶりくらいかしら?友人は毎年1回は来てるらしい。
鞍馬は少し涼しかった。やっぱり空気が違う。
てくてくと登っていると、涼しいとはいえ、汗が噴き出す。
本殿まであがって、お参りをしていく。
来たからには、と、山の中を歩いて魔王殿へ。
前とは道が少し変わったような気がする。
観光客が増えたから、妙なところに行かないように整備されたのだろう。
この前の五葉山と比較したら、とても楽だった。
でも、鞍馬の空気はなにかやっぱり違う。

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山から降りたらその足で貴船神社にお参り。
ちょうど七夕の飾りでいっぱいだった。
旧暦だと今の時期だものね。
とある友人が貴船神社で結婚した時、私は巫女奉仕したので、なんとなく特別な思いがある。そんな話をしたら、友人が
「いろんなことやってるのねぇ。」
と感心していた。
うん、私も友人の結婚式に巫女さんとして参加するなんて想像したこともなかったさ。

本殿から奥の院まで、全てお参りする。
川の水音が聞こえてくるのが気持ちよい。
暑くはないけど、湿度が高いのか、そのままでいても肌がしっとりとしてくる。
友人が、すごいイオン!さすが水の神様!という。
私は、和泉式部がこんなところまでお参りに来てたなんてすごいなぁ、と、思いながら歩き回る。

お参りの後は、貴船口に行くまでの喫茶店で休憩。
そこで持参していたマナカードでプチ・リーディングをさせてもらう。
ひいたカードの説明をすると、「まさにこの旅行がこのカードの意味そのものよ」
なんて言われる。マナカードはやっぱり面白い。勉強中なので、たいしたことはできないけど、実際にリーディングをさせてもらうのが私自身の勉強にもなるので糧になる。
「やっぱスピリチュアル系のEmmeryちゃんと鞍馬に来て良かったわぁ」
と言われて、喜んでもらえたらこちらも嬉しいわぁ、と。

川床の季節なので、送迎の車にやや閉口しながらも貴船口までテクテクと歩いて叡山電車出町柳に戻り、夕食は木屋町にて。
何か良いところ知らない?
と尋ねられるも、
もはや分からない、
というのが実情。
適当に歩いて、タイ料理屋を見つけて、アメリカではタイ料理をよく食べたよねー、なんて言ってタイ料理を食べることに。(この話はまた別エントリにて)
私たちが知り合ったのは、チャイナタウンに事務所のある日系NPOだったのでこういうアジア系は当時を思い出させる。
タイ料理を堪能してから、河原町で友人と別れて、阪急にて帰阪。
なんや、とっても充実した一日でした。