ロマンスの神様

大沢たかお広瀬香美が離婚したというニュースを読んで、
広瀬香美と言ったら、やっぱり「ロマンスの神様」になるねんな、
なんて思ってた。

ロマンスの神様」は、1993年の冬にAlpenのCMソングとして流れて
ヒットした曲なんで、知ってる人が多いかと。
私にとっては、ちょっと特別な1曲でもあります。
大学時代のサークルで演奏した曲という理由ではあるのだけど、
それでもこの曲はちょっと特別かな。

新歓でこの「ロマンスの神様」を演奏することが決まり、私がアレンジを
担当したので、4回生の春合宿の前に毎日何時間も繰り返して聴いて聴いて
聴きまくりました。

ただアレンジをしただけならなんてことないのだけど、私は4回生の時に
諸事情で急に指揮者をやることになり、指揮者デビューしたのが
この「ロマンスの神様」。
練習場で「指揮ってどないしたらええんやろ」って思いながら、皆の演奏に
合わせて歌っておりましたよ。
ステージの上では、さらに緊張して「どないしょー?」って不安やったけど、
アレンジそのものは、そこそこ会心の出来で、あんまり難しくもなく、
安定して演奏ができたから、この曲になるとステージでも少しだけ
ホッとしていた記憶がある。
皆から「この曲、飽きた」って言われたくらい演奏しましたね。
アレンジをして、指揮ふってる側としては、飽きたってなんだよ、みたいな。

これだけだったら、きっとここまで「特別」にはならなかったのだろうけど
特別感を醸し出すのは、追いコンの時にもらったプレゼントのせいかも。
追いコンの時、後輩の皆様からプレゼントをいただいたのですが、
そのプレゼントが「ロマンスの神様」のオルゴール。

もらった時のことは今でもよく覚えてますよ。
後輩たちからもらったその場で
「開けてください!」
って言われて包装を開けて取り出して、
「(オルゴールを)鳴らしてみて!」
って鳴らしてみて「ロマンスの神様」のサビが流れた時、
すっごく感激しましたのでね。
今でもちゃんとありますよ。


話は「ロマンスの神様」から離れるけど、芸能人の結婚報道が相次いだと
思ったら、今度は離婚報道ですね。冒頭の大沢たかお広瀬香美もそうですけど、
坂本龍一矢野顕子も離婚かぁ。このニュースを知って、ふと、中森明夫
「東京トンガリキッズ」に収められている「坂本龍一になりたい」の一説を
思い出した。

坂本龍一ファンの僕に矢野顕子ファンの彼女がイタズラっぽい微笑を浮かべて
「ねぇ、でも教授ってホントにシルビアンとできてるのかしら?」
って言うシーン。
このストーリィが世に出たのは80年代の終わりなんだけどね。
なんだかすでに予感があったのかな。