三軒目!

目的地のジャズバーが満員だったので、時間つぶしで北新地を散歩したはずが、
父が吸い込まれた先はゲイバー。
私は初めてだったけどいもーとちんは2回目だったらしい。
聞くところによると、父は経営者が今のお店を始める前に別の場所で知り合い、
開店当時からの客なんだそうで、もう30年弱くらい通ってんだとか。
ショーもやるバーで、ニューハーフのお姉さん(おばさま含む)が一緒に席に
着いてくれる、本格的なニューハーフ・クラブですね。

初めてのゲイバーで隣にニューハーフのお姉さんがついたものだから、
緊張のあまりに私の酔いは一気に覚めてしまいました。
水割を呑めば、途中でささっと作ってくれるので、何杯もあおってしまいました。

いつもなら着ないレディライクなワンピにファーとレースの付いたカーデを
着てたんで、お姉さんにいわゆるオネエ声で
「このファー、かわいい♪」
なんて言われてしまいました。
「姫(私のこと)の持ってるカバンかわいい♪ どこで買ったのぉ」
と、前日に青山で買ったカバンをチェックされてしまいまして、
いろんな話を緊張しながらしてしまいました。
歳が2歳しか変わらないってことで、なんとなく盛り上がり、
「今日、お店が終わったらハロウィンパーティに行くのぉ〜」
って言うからどんな服着て行くのかとか、その服はどこで買ったとか、
ショーの裏話とか、緊張しながらお話してました。

明菜ちゃんの歌が流れてきたら
「あ、ショータイム♪」
とお姉さんは行ってしまいました。
直前までショーの衣装の話を聞いていたんで、どんなんかな?って思ってたら、
結構すごかった(笑)
隣が父じゃなければ、ムフフ・・って笑って見てられたけど、途中、
一糸まとわぬ全裸で目の前で踊られた日には、
「あ、あのっ。わ、私、ここでこんなショーを父の隣で見てて良いんですか?」
なんて、逆に緊張しちゃった。。
脱ぐお姉さんたちは、皆、手術済。
バストもキレイなものです。 (ヘアもね)
腹筋には縦に筋が入ってて、芸術的なハダカでした。
エロいショーではなくて、芸術品として裸体を拝ませてもらうかんじ。
皆、手術にお金かけたでしょうし、日々ショーの練習などで鍛錬をした私の身体をみて!
なのかなあ。
ショーの後でその辺りの話を聴きたかったけど、残念ながら聞けませんでした。
お姉さんたちは、本当にキレイで、ファッション雑誌のモデルさんに似た人もいて、
「か、カワイ過ぎ・・」
と、見惚れてしまうお姉さんも多数。
お客さんは、私たち以外に、家族連れが一組と、夫婦連れが一組。
和気あいあいと見ておりました。
最後に記念撮影なんかしたりして(笑)

ショーの後で、家族連れが帰ってしまったんで、ショーに出てたお姉さんたちが
私たちのテーブルに大集合♪
かれこれ20年以上の付き合いというお姉さん(おばさんかも)がメインで
話してたけど(やっぱ大阪のおばさんだし)、キレイ処のお姉さんが集まって
いたから、私はドキドキ♪
ショーを見るのにいもーとちんが隣に移ってきてた為、いもーとちん越しに
話をするのもなんだなーって感じで、お上品に過ごしてしまったわ
直接お話ししたいことが一杯あったのにぃ。。

緊張のあまり、呑んでも呑んでも酔わなくて、お姉さんに
「かなり(水割りを作ったのに)全然酔わないね。お酒、強いね〜」
なんて言われてしまいました。。
3軒目だし、ここに来るまで相当呑んだハズだけど、酔えないよね。。

まぁ、父に連れだって呑みに行くのは、一種の親孝行ね。
「どこかの娘じゃなくって本物の娘だから」
って言ったら、お店の人も喜ぶし、周りのお客さんも
「娘さんが着いてきてくれるなんて良いですねぇ」
なんてうらやましがったりするし。
そんなリアクションを受けて父がまんざらでもないって顔してたら
これも孝行の一つかなぁ、なんて。

で、お店の人には
「今度はお嬢ちゃんだけでおいで。勘定はお父さんにつけておくから」
なんて耳打ちしてくれたりなんかするのも素敵(笑)
実際にやったことはないけど。