ブラブラバンバン

公開になったら真っ先に観に行こうと思っていた映画「ブラブラバンバン」をシネマート心斎橋にて見て参りました。

ブラバン・ムービーで、ヒロインがホルン吹きで、かつ、指揮者ってのを知ってホルンはホルンでも私はハーモニカのアルト・ホルン吹いてるし、いちおー、指揮者でもあるから、こーれーはー観に行かなければと思ったわけです。
原作のマンガは読んだことないです。

開演までに十分間に合うはずだったのに、電車の乗り継ぎが悪かったのか、まさに開演時刻に到着。すると「ブラブラバンバン」は「満席」と札が。
立ち見ならOKということで、次の回まで待てない私は立ち見で中へ。
入るまで知らなかったのですけど、映画のヒロインの安良城紅と草野陽花監督の舞台挨拶があったのです。だから満席だったんですね。
多分、映画の舞台挨拶を見るのは生まれて初めてのような気がします。
満席といっても、観客で立っているのは私だけだったので、一人目立ってしまったのでは。。なんてね。

草野陽花監督って男性やったんですね。
私は漢字を見て、勝手に女性かと勘違いしておりました。
宝塚市出身なんだそうで、司会の方から
「今日は大阪弁でお願いします」
なんて言われておりました。監督は、
「新大阪に着いたら大阪弁になって、東京駅に戻ると標準語になる」
って言っておられました。
お仕事モードだから、コロッと変えるのは難しいのか、イントネーションが関西風味でしたね。
主役の芹生百合子を演じた安良城紅は、私的にはカワイイとは思えないんだけど
(髪をアップにしてたほうが良かったかも?)顔ちっさっ!脚ほそっ!でした。
お二人とも気さく〜な感じで話をしてくれはりました。
最後にマスコミ用のフォトセッションがありまして、表情やポーズの取り方がやっぱりプロだのぉーって感心しながら見てました。
舞台挨拶が終わったら、最前列にいたマスコミ関係者が出ていって席が空き、
「前ですけど、席が空きましたのでどうぞ」
と案内してくれはったので、
1時間半立っての鑑賞を覚悟してたけど、運良く座って見ることができました。

映画の筋は、スウィングガールズにも通じるような感じ。
ブラバンを通じた人の成長を見てください、と、監督が挨拶で言っておられたのですけど、そんな感じ。
良い演奏を聴くと気分が高揚して理性を失い、「発情」して男の人に対してエッチな行動をとってしまうヒロインと、それに振り回されながらも成長していく姿が描かれていて、ニタっと笑いつつも、音楽サークルを身を置いたことがある経験から懐かしさとか、今年から練習に参加し始めたOBバンドのことも重なったりして、ホロッときたり、そうよね!って共感できるセリフがあったり、とっても楽しめました。
音楽系のクラブ活動したことがある人には特に楽しめるかも。

ストーリーそのものは、書くとネタバレするんで書かないですけど、高校のブラバンなのに、指揮者があんなセクシーなドレスを着て舞台にあがってしまうなんて!超ゴージャスなの。
指揮棒を振っている姿がまた艶っぽいの。マネできねー。
そもそも、私は指揮をする時、指揮棒を使わないんだった。(うちのサークルは、代々、指揮棒を使わないできた様子)

合奏練習をしている時の百合子の話し方は、安良城紅の演技が下手なのか?
それとも原作でそういうキャラなのか? この人、日本語は母国語?みたいな話し方なのが、ちょっぴり気になりました。
コンクールのステージで、音楽の世界に没入していって、指揮しながら歌い出すシーンは素敵でした(っと、ネタバレだ )

私個人としましては、百合子の「ワン、トゥー、さん、はい!」を練習でやってみたい(笑)でも、皆が知らないと使っても意味がないっつーか、やってはみたものの一人で照れて曲を始められないような。。