戻ってきた定期入れ

お恥ずかしながら、1年に1回程度、定期入れを落としてしまう。
でも、不思議というか、親切な人のおかげでありがたいことに必ず戻ってくる。

自分で落としたことに気づく前に戻ってきたこともある。
レストランで食事をしている途中に店員さんが持ってきてくれたり、
新幹線の中で爆睡していたら車掌さんが持ってきてくれたり。

で、先日もまたやってしまった(--;
練習帰りに母のシャンソンのコンサートを観に行った時のこと。
コートを預けようとして、ポケットに定期入れと携帯電話が入っているのに気づいて、まずいな、と思ってわざわざカバンに移したのだった。
コンサートの後、電車で帰ろうと駅で定期入れを探したら見つからない。
大きなカバンだったから、底に入り込んだのか?と思っていたところ、同じくコンサートを観に来ていた叔父と叔母が車で送ってくれることになって定期がなくても帰れちゃったのですが、家に帰ってカバンをひっくり返しても定期がない。

またやってしもたー!感でいっぱい(><)

自分の行動を振り返って、絶対にお店で落としたであろうと、お店に定期入れが落ちてないか電話してみたら、お店が閉まった後だったので、また探しておきます、というお返事。
翌日は発表会で外出して、定期がないと交通費が高いなぁ、、、と(><)
思いながら仕方ないので切符を買って乗って、吉報を待っておりましたが連絡なし。

定期そのものは、あともう少しで切れてしまうし、プリペイドカードもたいした金額のものではなかったから、金銭面はどうでも良かったけど、どうでも良くなかったのは会社のカードキーが入ってたこと。
なんせ、ほとんど毎朝、私が一番乗りで会社の鍵を開けておりますので困ったなぁ。。。と。セキュリティ面から、カードも新しくしないといけないんだろうな。。とか。

今回は(今回も、かな)間違いなく絶対に定期入れが手元に戻ってくるという確信があったものの、翌日お店から連絡がなかったので、月曜日の朝、困ったなぁ。。と思いながら会社へ。そうしたら、駅に向かう途中、自転車のチェーンが外れて自転車がこげなくなってしまうという事態が泣きっ面に蜂ってこれかなぁ。。と思った次第。
登り坂だったから身体にいくつかアザを作った程度ですんだけど、下り坂だったらどないなってたか。。不幸中の幸いですね。

会社で「定期入れを落としたけど、必ず戻ってきますから」と
言いきる私に、周りの皆は「何を言ってるんだろう、この人は。。」と思っていたらしい。
しゃちょーに、「実は定期入れを落としてカードキーも。。」
と話していたところ、私に電話の取り次ぎがあり、出てみるとお店のマダムから
「定期入れありましたよ!」
の連絡でした!!
携帯番号を連絡していたけど、メモを持ってくるのを忘れて、定期入れの中にあった名刺にあった会社に連絡してくださったらしい。
いそいそと会社帰りにお店に寄ったら、本日はJazzのトリオが演奏している中、マダムが定期入れを持ってきてくださって、忘れ物を取りに来ただけなのにとっても丁寧に応対して出口まで送ってくださった。

落とさないように気をつけないといけないのですが、落としても落としても必ず戻ってくる定期入れ。本当に愛着があります。
戻ってきてくれてありがとう!って、スリスリしてしまいました。