お茶会

節分のお茶会に参加してきました。
お茶会に参加するのはとっても久しぶり。
10年ほど前にお茶を習っていた時の初釜以来ですね。

正装する必要なし、ということだったのですが、せっかくのお茶会だから着物を。。と思っておりました。
お天気だったし絶好のお着物日和ではあったのですが、お茶会だけでそれ以外に着物姿を見せる機会がないなんて、という実にしょーもない理由で洋装で行ってしまいました。参加している人たちの中にはパラパラとお着物姿の人が見受けられました。カップルでシックな着物で参加している人もいて、見ていて素敵でした。
やっぱり着物で行けば良かったかなぁ。誂えたものの着ていく機会がない江戸小紋を着て。。とか考えてたのに。
ま、いっか。

小さな戸口から入る席入りからやりましたよ。
先生が正客をやってくれるので、いろいろと教わりながらの体験でした。
節分には一日遅いけど鬼を追い払って福を呼び込みましょう、と、ちゃんと赤鬼と青鬼が出てきて豆まきもやりました。
鬼さんの一人は外国人の生徒さんでした。なんば教室では会ったことないけど外国人の生徒さんもいてはるんですね。

お稽古の時はお稽古用の道具ですが、先生方が今回のお茶会の為にお道具を持ち寄ってくださったのだそうで、拝見も楽しかったです。
練習用の口上じゃなくて、きちんとその道具についている作者や名前を教えていただきましたし。道具について、詳しく説明をしていただいてとっても勉強になりました。
本格的なお濃茶は2回目で、まわし飲みの最後だったのでちょっと緊張。。
みなさん遠慮されたようで、かなり残っていたから飲みきれませんでした。
鬼を食べてやっつけて福を呼び込むという趣向になっていて、お茶のおもてなしの心って、本当に粋やわぁって感心することしきり。濃茶席の後は、薄茶席で冬の筒茶碗でのお茶をいただき、またまた気持ちがなごみました。
ただ、ずーっと座っていたので足がずいぶんとしびれてしまって、薄茶席が終わった時、ちょっとよろめいて「大丈夫ですか?」なんて周りの人に心配されてしまったワタクシ。

外のお茶会だったら緊張しすぎて何がなんだか。。という状態で楽しむことはできなかったと思うのですが、先生が正客で作法をいろいろと教えていただきつつ、間違ったことをしていたらキチンと指摘していただき、本当に勉強になりました。
お稽古ばかりではなく、たまにこういうお茶会の機会があると、日頃の成果っていうのかしら、実践っていうのかしら、ちょっと身も心もひきしまる感じがします。
また次から頑張ってお稽古して精進しようって思った次第。
今度お茶会があるときは絶対に着物で行こうっと。