ソロにまつわる よしなしごと

延期になってしまった春コンの練習帰り、ハーモニカのソロについて話が盛り上がっておりました。

一番盛り上がったのが
「ソロの時、目を閉じて吹くか目を開けて吹くか」

私は目を閉じて吹く派。

ソロを吹いている間は、スポットライトが当たるので、周りが真っ白になって客席もほとんど見えないから、目を開けても閉じても同じな気はしますが、目を閉じると視覚が奪われる分、聴覚と触覚に集中できるんですよね。
周りの音と自分の出す音、それから、ハーモニカの動きに、ただひたすら集中。
レッスンの時、スケールがうまく吹けなくなった時は、深呼吸してから目を閉じて吹いてます。とにかく唇の感覚とレバーの連動に感覚を研ぎ澄ます。

目を閉じて吹く派は、「余計な雑念を払って集中できる」に尽きるかと。

「ソロの写真は必ず目を閉じた状態で写ってるけど、それはまばたきした時の失敗写真じゃなくて、ソロを吹いてる間は目を閉じてるから。」
だと、大笑いしておりました。

 

「ソロの時は、必ず目を開けてお客さん見てるわよ。」という声に
「すごい!度胸ありますねぇ~」と感心していると、
「だって、失敗した時、周りの人に助けてもらえるように目配せできるようにし
ておかないと。」なのだそうです。
アドリブでソロをまわした経験をお持ちの方ならではの発言。
そうか、確かにそれもそうですね。

ソロの時は目を閉じる派も、他の人とかけあいだったり、他人と組む場合は、確かに目を開けて吹いてるなぁ、と納得。
今回のコンサートでは私も現役くんとのかけあいだから、いつもは目を閉じて吹いてる私も、今回は目を閉じずに現役くんを見て吹いてますね。

最初の音をミスらないために、何番の穴を吹くとか、吸うとか、穴を眺めていることもあるけど、そうすると必ず間違えるので、練習の時、最初から目を閉じてハーモニカを見ないで練習したりしてます。
身体で覚えさせます。ハーモニカを吹くのって、まさに身体に覚えさせる行為だと思うのです。吹いてる間って、ハーモニカの穴を見てる訳じゃないですし、本当に感覚の世界ですものね。

あぁ、なんだかソロの話からズレてしまいました。

ソロの時に目を閉じるか閉じないか、意識している人もいれば意識してない人もいるかと思います。みんな、どうなんだろう??って、ちょっとアンケートをとってみたくなった練習帰りでありました。