ご報告

ゴーストライター ミーツ Senri」@NHK大阪ホールを楽しんでまいりました。
18年ぶりの千里さんとの再会は、楽しいだけでなく、実に私の胸にいろんなこと
を問うてくるものでもありました。

ツアーの途中なので、ネタばれしないように書こう、としてますが
かなりネタばれします。。

まず、ステージのセットがすごかった。ソファが置いてあって、本棚があって、
千里さんが、理想のリビングルームを作ってみました、とのこと。

前と違って、まるでクラシックのコンサートのようにバックのメンバーが
ステージに登場した後、千里さんが登場。
何から始まるんだろう、とドキドキした1曲目は、なんと「GLORY DAYS
私がリアルタイムで聴いた最後のアルバム「1234」の1曲目じゃないですか。
おかげですんなりと入っていけました。

1曲目が終わると、まずMC。5月21日は、千里さんがデビューされた日で、
今宵がデビュー23周年だったんですね。知らなかった。
それにしても、千里さんはいつも、あないにMCを長々されるのでしょうか。
ちょっと、いや、かなりビックリしました。
途中で、今日はトークショーだったっけ?と思ってしまった。
デビュー記念日に原点である大阪でライブをしてたから特別?
私の記憶では、当時は大阪弁で話をすることもなかったと思うのだけど、
今はバリッバリの大阪弁で、しかも話の内容も大阪のにーちゃんそのもので、
東京に長年住んでいても、心は大阪人のままやでーってのを、思いっきり
みせつけられた感がしました。

特にバンドのメンバーいじり?は、ただの大阪のおっちゃんと化していたんでは。。
それにしても、豪華なメンバーでしたね。
Dr.がT-SQUAREの板東慧さん(弱冠21歳!!!)、BassがPONTA BOXの石村順さん、
Guiter窪田晴男さんで、KeyboardとPercussionがご自身も
シンガーソングライターの山岡恭子さん。
窪田晴男さんは、ついつい「パール兄弟」の。。と思ってしまって、
一体いつの時代やねん、と自己ツッコミ。
ヤマキョーさん以外、偶然にも生まれは大阪ということが判明したのが、
おもしろかったです。

曲のあちこちで挟みこまれるMCで、今回のアルバムのことを含め、
いろんな話をたくさん聞いて、千里さんの人となりに改めて感銘し、
熱狂的でないにしても、どこか惹かれ続けてきた理由が分かった、
そんな気がしました。

ゴーストライター」からたくさん曲が演奏されて、音楽鑑賞会みたいに、
座ってゆっくり聴いたのですが、後半は、ノリの良い曲を演奏してくれました。
私が聴いてない時期、つまり知らない曲もあったけど楽しかった。
ノリノリでピアノを弾きながら歌う姿を見て、18年前もこんな姿を見て、
私も先生から与えられた譜面の曲を弾くだけじゃなくって、自由に楽しく
ピアノを弾けるんだって知ったのを思い出した。

知らない曲のうちはよかったのだけど、「ジェシオ'S BAR」みたいに
自分がピアノで弾いて歌った曲は、指がうずうずしてしまいました。
特に、アンコールの「エールをおくろう」と「YOU」は、共にがんがん
弾いて歌っていた曲だったから、指がうずうずして自分の前に鍵盤がないことが
もどかしくてもどかしくて、
千里さん、勘弁してください!
って思ってしまいました。
千里さんの曲は、聴いて歌うだけじゃなくって、ピアノでも弾きこんでいたから、
指も覚えてたんですね。こんな体験は初めてしました。

最後の最後、ピアノ1本で歌った「君」は圧巻でした。
CDで聴いていたよりも、ストレートに直撃しました。

君という人に会って 君という人に愛され
君という人を愛し生き続けた

月日は流れ君を泣かせた

君という人を傷つけ 君という人に傷ついて
そんな日が続いた後 君は離れた

あれから僕ら違う誰かと 新しい道を歩き始めた
短い時間の流れの中で 風に吹かれた小さな物語

君という人に会って 君という人を抱きしめて
いっぱいの季節を一緒に過ごした


上の歌詞は曲の一部だけど、彼氏と出会って別れた流れそのままと言いますか、
その前の「ゲームオーバー」も歌詞に打ちのめされそうだったのに、
最後の最後に「君」を聴きながら、私は彼氏と別れたことを
振り返らずにはおれませんでした。

っと、件の「だめんず」彼氏と別れた話をここでも書いちまいました。。
Annexも読んでいただいてる方はすでにご存じかと思いますが、
彼氏と別れてしまってました。
ここでは、もう少し先に書こうかと思ってましたけど、書いちゃった。

そんなこんなで、やっぱり「ターニングポイント」となった千里さんとの再会でございました。
なんだか中途半端な報告になってしまってスミマセン。