父と妹旦那の誕生日@北新地

6月は父と妹の旦那の誕生日があるので、妹が結婚してからは合同でお祝いの宴をやっている。(といっても費用は父持ちなんだが)

今回は、父の行きつけのジャズバーで1曲披露する、
ということが私のミッションであった。
何やったらええんやろ。。と思いつつ、結局、練習がほっとんどできなかった(しなかった?)私。(最初の姿勢がアカンやん。。。)
どうしよう、どうしよう、という状況下の中、譜面も持たずにとりあえずハーモニカだけ持って行った。
最初の食事会では、
「今日はなんか調子悪い。。お酒も全然呑めない。。」
なんて思っていたのですが、今思えば、単に緊張していただけだった様子。(ビール1杯も呑めなかったのだった。)
食事会が終わると同時に化粧室に直行して歯磨きしておりました。(ご飯食べた後、歯磨きしないでクロマチック・ハーモニカを吹くのはいただけない。。)


ピアニスト兼オーナーさんに「何やる?」と言われて
「えー、どうしよう。。」
と返事して
「ちゃんと曲を言ってKeyを指定しなさい」
と、母にどやされた私。その後、しばらくライブハウスのお作法みたいなものを母から説教されて、めっさブルーになった私であった。
いや、知ってましたけど、度胸がなくってさ。。とほ(><)

今回は、家族と妹夫婦だったのですが、、そして江戸堀に住んでる母方のイトコ夫婦を呼び出すことにして、ワイワイやっておりました。
でも、私は「ど、どないしよう。。」の嵐で、めっさブルー。
緊張したまま固まっておりました。
母のライブの最後に参加した時よりも練習をしていなかったなんて、、、
終わった今だから懺悔?します。

お店は、ピアノとベース、ボーカルはいるのですが、それ以外はお客さんが演奏するスタイルで、その日はボーカルの人が多かったですねぇ。
あ、あんな後に私は演奏できない。。
なんて、酒場であるにもかかわらず、えらく緊張しておりました。

最後、オーナーさんに呼ばれて、覚悟決めて出て行こうとしたところ、
イトコ夫婦が店に到着。メンバーがちょうどタイミングよく揃ったなぁ。。
なんて思いつつ、カウンターの中へ。
Over the Rainbow」を演奏させてもらったのですけど、頭がやっぱり真っ白になって、3コーラスとも同じフレーズ吹いてしまいました。。。。
ああああああ。。。やっぱり、練習しなくちゃダメねー。
でも、ベースのおじさんが演奏しながら、「歌わないの?」なんて和ませてくれたのと、オーナーのピアノに大変救われました。
クロマチック・ハーモニカってのが珍しかったのもあって、父いわく、満席のお客さんもかなりマジメに聴いてくれていた様子。

1曲なんとか終わらせて安心したら、
「もう1曲やらない?」と言われ、ハッと今日が何の日か思い出し
「Happy Birthday を吹いても良いですか?」
とオーナーさんに言ってみた。
「Keyはどうする?」と尋ねられたので
「Cでお願いします」とお返事。
オーナーさんは、テキパキとスタッフの人に本日の誕生日の人にライトがあたるように、とか、シャンパンを抜いて、とか指示を出し、
「じゃ、いきましょか。」と言われて、Happy Birthday を演奏。
3コーラスくらいやったのかな。
なんとな〜く、良い感じに終わることができて、ホッ
もちろん、オーナーさんのピアノ、ハウスバンドのベーシストさんのおかげなんですけど。

本当は、まさに父の誕生日だったのですけど、父は恥ずかしいと、妹の旦那の誕生日祝いで来たと言っていたらしく、妹の旦那にスポットライトが当たっていたみたい。
その辺は、演奏していたからちょっと見えてなかったっす。
終わって「あぁ〜、終わったぁ〜、これで安心だぁ〜」と戻ったら
妹の旦那が「こんな風にサプライズでお祝いしてもらえるなんて!!!」と
感激してはりました。いきなり自分にスポットが当たって、おめでとう!ってその場のお客さん全員から歌ってもらって、シャンパン抜いてもらったりなんかしたら、感動しない訳ないですよね。
実は、ずーっと前ですが、私も同じような経験をしたことがありまして、その時、感激のあまり涙を流してしまい、今でもそれは語りぐさになっております。。


深夜になり、他のお客さんが、ほっとんどいなくなって、最後のステージが始まり、私たち親族と少しだけという状況下だったので、父が「歌いたい」と言いだしまして、お客さんがいなかったから歌わせてもらってました。
ついでに私も「もう1曲やろうよ」と言っていただいたので、
「As Time Goes By」を吹かせてもらいました。
かなり良い状態に酔っていたので、リラックスして演奏できました。
(最初に披露した後、いつも通り?ガッツリ呑めるようになったのであったwww)
ワンコーラス吹き終えて、オーナーさんのピアノのアドリブに入ったところで
父が「b」としてきたので、良かった良かったと。少し余裕出てきてましたね。
ピアノとベースに助けていただいたのはもちろんですが、プロ・ミュージシャンの懐の広さを体感することができて、とっても勉強になりました。

「なにかスウィングは吹けないの?」
と言われて(ここのお店は基本、Swing Jazz のお店なので)
「練習してないからなぁ。。A Train だったら最初のフレーズだけ吹けるかも。」と伝えたら、
「じゃ、それでいいからやろうよ。」って、「Take the A Train」も参加させてもらいました。
本気で有名なフレーズしか吹けなかったけど、隣でピアノとベースでアドリブをまわすのを見聞きしながら、助けてもらいながら、なんとか参加できてる自分にちょっぴり感動してしまいますた^^

とりあえず、皆がとってもハッピーで誕生日祝いとしても盛会で、私も父の念願の夢を少し叶えてあげることができたし、良かったです
(娘が自分の行きつけのお店で、オーナーさんに
「あ、Emmeryさん、ちょっと」って呼ばれて、Jazzの1曲や2曲、サラッと演奏するのを聴くのが父の長年の夢なんである。)

やっぱり練習しないとダメね〜
というか、練習しよう、という気になりました。
緊張したけど、ライブは楽しかった
もっと吹けるようになったら、私も、もっともっと楽しめるだろうし。
父孝行にもなるし。

↓オマケっ photo by いもーとちん
 

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