聞き耳たててた訳じゃないけど

週末にお茶のお稽古に行った時のこと。
いつも土曜日の午後に行くのだけど、予約がとれなくて日曜日の午後に
行ったところ、待合いには男性が数名いて、そのうち二人はお茶の稽古で
知り合いらしく、お茶の稽古の話をしてました。

聞き耳をたててた訳じゃないけど、近くにいてたから話が聞こえて
ついつい聞いてしまいました。

「お茶やってると集中力が高まってビジネスにも有効って書いてあったりする
けど、そんなことないですよねー。」
「さすがにお茶をやっている時は集中しますけどねー。」
「仕事でも落ち着きが出るとか言うけど」
「全然変わらないですよー」

ってな感じ。

最初の頃は一緒の稽古になったこともあったけど、順調にお稽古に
来れたり来れなかったりで二人の進捗は違っているから、一緒の稽古には
ならないみたい。
これまでにも男性を見かけたことはあるけれど、一人がせいぜいでしたので、
こんな風に複数名が同時にいてるのを見かけるのは初めてだったので、
ちょっと驚いたけど、お茶を習っている男の人は結構いるねんなー
なんて思ってました。

私は棚を使ったお点前の稽古に入り、またちょっと感覚が違いました。
一緒のお稽古だった人は全くの初心者で始めたようで、私よりも回数は
先を進んでいるけれど、私の方がお点前そのものはスムーズで、
やっぱり途中で先生から「前に習ってたでしょ」って言われた。
お点前の動作に余裕があるんだってさ。
とはいえ、まだまだ思いだしきれてないところが多くて、
動作がぎこちなくなる部分もあるんですけどね。
お点前の動きって、本当に合理的で無駄がないですから。
最後に時間が余ったので、先生にそのあたりの説明をしてもらいながら
先生のお点前の動きを見せてもらったら、とても勉強になりました。
傍から見ていて優美な動きをしたいですものね。