まだ見ぬ

30代未婚、結婚の予定なしの私にとって、盆と正月というのは
かなり辛いイベントである。
去年は、本気で号泣してしまったくらい辛かった。
「30代未婚は罪かー?!」
親戚が集まる場になると、いつもそう思う。
みんな、悪気があるんじゃなくて、単純に私が結婚する相手が決まってない状態
で未婚であることを心配してくれているだけなんだけどさ。

去年のお盆は祖父がまだ元気で、珍しく誰一人欠けることなく集まって
お盆の期間にある祖父の誕生日を祝ったのだった。
それが祖父との最後になってしまった。
祖父がいないから、親戚の集まり方もグッと減って、今年はこじんまりと
飲み食いしていた。妹のダンナにちょっとしたことがあって、今年はまだ
私が未婚であるということに対する直接口撃はなかった。
見合いもたくさんさせられてるしね。

そんな中、妹のダンナが
「おねえちゃん(私のこと)が結婚したら、そのダンナさんは僕のおにいさんに
なるわけだから、仲良く話ができるようになりたい。もちろん、妹さんが
いつか結婚したときは、そのダンナさんとも。」
と言い出しまして、相手も決まってないけど、その人を視野に入れた話を
している姿は美しいというか、配慮が行き届いてるというか。
気持ちはとっても嬉しいけど、プレッシャーはプレッシャーよな。

母が「一言いわせてもらうと、長女は年下志向(年下の彼氏を作った実績なし)、
末っ子は年上志向(9才年下だけど、私より年上の彼氏がいた過去あり)やから
義兄が自分より年下で、義弟が自分より年上になる可能性もあるよ。」
と言い出しまして、事実だから異議は唱えませんでしたが。
妹のダンナは私よりも5才年上だから、年下志向の私が彼よりも年上の夫を
見つけるなんて可能性は非常に低いですな。
まぁ、なんと言いますか、くさっても長女は長女なんだと思い知らされた
今年のお盆でございました。