シャイン・ア・ライト

連チャンで映画を見まして、2009年2本目は、
TOHOシネマズなんばで「シャイン・ア・ライト
マーティン・スコセッシが、ローリング・ストーンズのNYのビーコン・シアターでのライブを、そのライブまでの軌跡と共に映画にしたというもの。

マーティン・スコセッシといえば、前に「ディパーテッド」を見て
「すげーっ、マーティン・スコセッシって、すげーっ!」と
大興奮したことがあるんで、そのマーティン・スコセッシが彼自身がファンというローリング・ストーンズをどんな風に映画化するのか楽しみであった。

平日の夕方遅々の回というのに、周りは二人連れ、もしくは三人連れのおじさんでいっぱいで、ちょっとビックリ。
2003年にローリング・ストーンズが来日した時、母の友人が余らせたチケットをいただいて、ローリング・ストーンズを観に行ったのですが、その時、こんなにロックなちょい悪オヤジが大勢いるなんて!普段はどこに生息してるんだろう。。と驚いたのを思い出してしまいました。

映画は、ライブの準備シーンから。
リハーサルであったり、マーティン・スコセッシとの打ち合わせであったり。
双方共に、めっさガチなシーンもそのまま映像化されており、臨場感漂います。
曲に応じてカメラの使用をいろいろと考えておきたいと、セットリストを所望するスコセッシと、会場の空気を読まないと作れないと、ギリギリまで調整しているミック。「せめて1曲目だけでも教えてくれ」
というスコセッシと緊張感バシバシでした。

コンサートの1曲目「JUMPIN' JACK FLASH」が始まった瞬間、
もぉ、本物の会場にいてるがごとく、気分が盛り上がってしまいました。
でも、会社の新年会でお酒が入っておりましたので、聴いてるうちに気持ちよくなって、少し寝てしまったのでした

コンサート風景をただ映しているだけじゃなくて、途中で過去のインタビュー風景を挿入したり、これは「映画」なんだと思い出させる趣向?にもなっております。

私が生まれた時には、もうスターだったんですよね。
すごいなぁ。もう60歳過ぎてるのに、ミックって、どうしてあんなにパワフルでセクシーなんでしょう。
ゲストも出てきまして、中でも、バディ・ガイは感動した。
存在そのものがブルースよのぅ。
それから、キース・リチャーズがギターを持たないで歌うの。
ステージの上でギターを持たないで歌うのは、スコセッシの提案だったらしい。キースのセリフは印象的なのがいくつかあった。
「ステージの上では考えない。感じるだけ」とか
自分とロニー・ウッドではどちらの方がギターが上手か尋ねられて
「二人ともギターはヘタクソだけど、二人になると最強だ」とか。
映画の中のキースは、なんかとってもお茶目な感じだった。
どんなに歳を重ねても、永遠のロック少年なんかなぁ。

日本と違って、カメラもOKのようで、観客が平気で写メしてたりデジカメを向けてたりするシーンも映ってたりして、カルチャーの違い?も感じられたりなんかして。
でも、コンサートの楽しみ方は同じですよね。
隣のおじさんは、映画館だけどノリノリだったなぁ。
映画なんだけどコンサート、みたいに楽しめました。
最後は有名な有名な曲が連続で演奏されて、たいそう満足しました。
(セットリストは映画の公式サイトで見ることできます。)

ローリング・ストーンズが好きな方はぜひ劇場へ!