お勉強

お勉強って何の勉強をしてるんかっていうと、Jazzです。
今更なんで?って言われそうですけど、実は私、きちんとJazzを聴いてないっていうか、スタンダードをよく知らないんです。
中学生の頃から今でいうJ-POP、J-Rockオタクでして、Jazzは、週末になると父の部屋から流れてくるスウィング。大学入学まで、それしか聴いてなかった。。
でも、Jazzやりたいというのが一つの理由でハモソに入った訳だから立派な私のルーツですね。

ハモソに入ってからも自ら進んでJazzを聴くようになったかというとそうでもなく、3回生の時に企画をやることになって初めて焦って選曲のために聴くようになったのです。
あの頃は、企画+指揮者で選曲会議をやっていて、部員からも曲を募集するんですけど、やっぱり企画がしっかりと曲を持ち込まないと、という状況でした。
決まり事ではなかったですけど、その時のヒット曲枠、クロマチックの全ソロ曲枠、スタンダード枠、みたいなのが暗黙の了解みたいな感じで存在していたので、J-POPとJ-Rockしか聴いてなかったら曲の提案ができないと。
あの頃も、勉強しなくちゃ!って、Jazzやフュージョンをレンタルしてきたり、部員から借りたり家に転がっていたコンピレーションのカセットとか片っ端から聴いて、でも楽しくなくて苦痛でしたねぇ。
役員が終わったら思う存分、ロックを聴くぞ!って思ってました。
でも、1年後にはJazzやフュージョンの奥の深さに目覚めて、
好きで聴くようになったのです。ケガの功名ってやつでしょうか。

で、私が全然聴いてなかったのは、Jazz Vocal。
特にStandard Jazzと呼ばれる分野がぜんっぜんダメでして。
フレーズは知ってるけど曲名知らない、なんてのがほとんど。
クロマチック・ハーモニカでいろいろと曲の練習をするようになって、これまでは自己満足で先生の模範演奏だけ聴いてやってたんですけど、レッスン以外でも演奏する機会がボチボチと出てきたら、モチベーションが違ってきて、改めて「勉強しなくちゃ」になったのです。
そこでまた出てきたのが家にゴマンとあるカセット群。
教材一覧の中にあるJazzで、家にあるものは、かたっぱしからMDにダビングという、地味ぃな作業をしながらいろいろ聴いて、これまで点と点だったものが結びついたりして、面白いです。やっぱり、数、聴かないとね。

で、ふと、父の部屋にあるCDラジカセの上に積んであるCDを手に取ったらまさにスタンダード全集みたいなんがありまして、また拝借しちゃおう。父は、単純に好きで聴いてるだけで、熱く語るとかそんなんは全然ないんです。
でも、3人娘がいたら、一人くらいは伝染するもんですね。