ソーシャル・ネットワーク

今年1本目の映画を2月に鑑賞。
ペースがずいぶんと落ちております。
その記念すべき1本目は「ソーシャル・ネットワーク
Facebookを創設したマーク・ザッカーバーグたちの物語。
私自身、Facebookは使ってないですが、日本に入ってくる前から噂には聞いておりました。

ハーバード大学の学生だった天才プログラママーク・ザッカーバーグがメインではあるのですが、彼の視点だけでなく、友人のエドゥアルド・サベリン、ハーバード大生専用のコミュニティサイト「ハーバード・コネクション」を作ろうとしたキャメロン・ウィンクルボス、タイラー・ウィンクルボス兄弟の視点
それぞれの側からの物語が絡み合って進みます。

ストーリーそのものは、割愛することにしまして、訴訟のシーンがあって、それにまつわって、各々の人たち視点の話が出てくるのですが、誰が悪い、良い、というのはありません。そこが見ていて清々しい感じ。
ま、見ている人は「あいつ、許せん」とかあるんでしょうが。

アメリカで大学生をしていた私にとって、大学そのものの生活、
というのは、なんか懐かしい印象を受けました。
私は、小さくてバンカラな女子大におりましたけど、
ハーバード大学のように名門大学でも、学生そのものは同じ。
洋服などは、まんまだなーっていうか、いたいたーって感じ?

マーク・ザッカーバーグは、本当に天才で、天才であるが故にどこか頭の線が数本、ぶっ飛んでる。でも、本当に純粋で、Facebookが心から大切なんだなぁってのは伝わってきた。
Nerd とか Geek とか、(どっちもオタクって意味です)
いろいろ言われても、心底から大切に思うものに対しては、強いんだな、と。
映画では、人間的にどうよ?な印象を受けるマーク・ザッカーバーグではありますが、彼あってのFacebookなんだな。
彼の行動は、一般的な女子から見たら、やっぱり「キモくてイタイ」人なんだろうけど。
新しいものを作り出して、広げていこうとしている熱気は、見ていてなんだかうらやましいな、と思ったり。

なんとなく、時代の先端を切り開いていく瞬間に立ち会えたような、
でも、それはハッピーなだけではないねんな、とか、
難しい映画でもないけど、でも、ちょっと神妙になる映画でした。