三文オペラ

兵庫県立芸術文化センター中ホールにて「三文オペラ」を
観に行ってまいりました。
キワになって、どーしてもROLLYが観たい!!!
と思って、駆け込み購入&観劇でした。
兵庫県立芸術文化センターは、新しいホールでしたので、
何もかもがキレイでしたし、ゆったり感がありましたね。
駅からも近いし、言うことなしです。

今回は2階席の最前列でしたので、なんとなーく、
目があったような勘違いができる席でもありました。

三文オペラ」は、ベルトルト・ブレヒトというドイツ人の作品ということを
初めて知りました。
有名人では、吉田栄作篠原ともえのお二方がおりました。
演出は白井晃さんだったのですが、役者さんでも有名ですよね。
ROLLYは、娼婦ジェニーを演じると共に劇のなかの歌の作詞も担当してます。

どこかでROLLY銀粉蝶さんの歌以外は迫力不足って評を見たけど
実際にそんな感じでした。このお二方が歌うと、雰囲気が全然違う。
シノラーも上手だったけど、迫力に不足ありって感じ。
クルト・ヴァイルの楽曲の難しさ&音楽監督の三宅純さんのアレンジに
よるものかもしれないのだけど。。

冒頭でROLLYが男性として出てきて強盗に身ぐるみはがされるシーンがあって
パンツ一丁になってしまうんですけど、ROLLYってかなり鍛えてるなぁって
身体をしておられました。
娼婦ジェニーの時は、とっても優美で美しかったです。
お世辞抜きでほれぼれ見てしまいました。
美しい娼婦ジェニーのROLLYは、公式サイトの日記で写真を見ることできますよ。

電光掲示板があって、歌の名前や何幕目とか説明が流れたのですが、
「三文っていくら?」に「8,000円オペラです」みたいなかけあいに
ちょっと笑ってしまった。


ストーリーは書かないですけど、本当の「悪」ってなんだろうって
ちょっと考えさせられる話でした。
悪党と呼ばれる人がやっている「悪」と、一般的には正義の人が秘かに
やってる「巨悪」とか。。
今にも十分通じるというか、普遍的なテーマなのかも、ですね。

休憩をはさんでも3時間近くあったので、長かったなーって感じ。
10時過ぎに終演して、その後でアフター・トークがありました。
遅いから帰ろうかと思ったのだけど、ROLLYが出てくるから。。と
最後まで楽しみました。
音楽監督の三宅純さんが、しゃべるとなかなかお茶目でした。
ROLLYも着替えてから途中で登場したのですけど、身のこなしが
本当に素敵でしたわぁ。いつものあの独特な感じでしゃべってました。
いろんな裏話が聞けてパンフと比較したりして楽しかったです。

個人的にはROLLYが歌っているところを見て、聴けただけで
十分満足でした。
ROLLYが歌ってた「メッキ・メッサーのテーマ」が頭の中を
ぐるぐるまわってます。