10回目の同情

強力なお見合いおばさんが「次の見合いを」と言ってきてるから前の見合いは終わったらしい。

てな訳で、10回目の見合いの話を少し。

またまた話は突然で、写真も釣書も見せてもらうことなく、勝手に日取りが決まっておりました。私はブチブチ〜っと頭にきていたけど、従うより他に方法はなし。

当日、仏頂面をして母と一緒に会場へ。
そこには、「お?」と思わず心の中で声をあげてしまったほど普通の男性が座っておりました。
同伴の家族もおらず、お見合いおばさんと並んで座って待っていた今回のおみぃくんの顔に「場違いな場所に来てしまった。。」という当惑の色が浮かんでいるのを見て、ちょっと安堵したのでした。

皆で食事をして、「あとはお若い二人で」と放り出されるのはいつもと同じ。
梅田は不案内なので、というので、私が先導して次のお店へ。

喫茶店で面と向かって座ったところで、唐突に私が
「私、お見合いは10回目なんですけど!!」
と言うと、相手がきまり悪そうに
「・・自分はぶっちゃけ、お見合い22回目です。」
「・・・はぁ。。」

そこからお相手の話を聞いたのだけど、思わず同情したくなる話のオンパレード。
プライバシーのことがあるので書かないけど、妙齢で結婚してないってなんでこんなに大変なんだろう。。

おみぃくんはその日、夜勤だったんですね。
本当だったらこんな日にお見合いなんてしたくなかったけど、お見合いおばさんの都合だけで日取りが決まってしまった。。なんて。
仕事に忙殺されていて、休みとなると見合いをさせられて、みたいな。
だからといって結婚したくないとかでもないみたいなんですけど、周りのプレッシャーに負けちゃってる人、かな?
愚痴っぽくはなかったけど、結婚に対するプレッシャーという同じ境遇で自分の意志よりも周りの意向でお見合いがセッティングされてしまうようなところがお互いにため息。。でしたわね。

夕方から仕事なので、少しでも早く帰そうと、サクッと切り上げて駅までお見送りしたのでした。
「悪い人じゃないけど、you are not Mr. Right for me..」
なんて思っておりました。
忙しくてなかなか会えなさそうだから、時間稼ぎに断りは入れなかったのでした。
そうしたら、どうやら地方に長期出張になってしまったみたいで、話そのものが消滅しちゃったみたい。