20年の思い

今週末は、大江千里のコンサート@NHK大阪ホールです。
実は、千里さんのコンサートに行くの18年ぶり。

初めてポップスのコンサートに行ったのは千里さんでした。
アルバム「AVEC」の時のツアーで、その時は14歳だった。
あれから18年、驚いちゃう。

サンテレビで放送してたMusic Tomato Japanで「十人十色」のPVを
見たのが好きになったきっかけ。
あの頃はLPレコードの時代で、「AVEC」をお年玉で買って、
コンサートのチケットも買った。

ピアノをずっと習ってきた私が、クラッシック以外の曲を弾く楽しさを
知ったのは千里さんがきっかけだった。
「コインローファーはえらばない」をコピーして、もっと弾きたくなって
弾き語り譜を買って、歌いながら弾きまくった。
「17℃」は、今でも曲を聴くと指が一緒に動いてしまう。

「AVEC」「OLYMPIC」「1234」と買って、彼の詞の世界に
自分の精神年齢がついていかない、と思ってそこから新譜を買うのは
止めてしまった。

でも、ファンを止めた訳じゃなくって、数年遅れで買って聴いてた。
千里ファンの特長かよく分からないけど、メガネフェチで、
好きになる男の子は、いつもメガネかけてた。
「好きな人ができた」と友人に言うと、必ず
「メガネかけてる?」と問われたものだ。
彼氏ができた時もやっぱり
「メガネかけてる?」と問われました。答えは
「はい、かけてます」
。。。やっぱりね。。。

千里さんとは縁があるらしくって、中学時代の友人の友人の友人が千里さんの
ご実家の隣に住んでいて、ある日、回覧板がまわってきて出てみたら千里さん
本人がいた、といった話を聞いて羨ましくなったこともあった。

私は生まれつき、酷い逆まつげで手術をしないといつか失明する、と言われてき
て、いよいよ危なくなった時、母が人づてに紹介された先の眼科に行くと、
診察室に目の解剖図なんかと一緒に千里さんのポスターやサインが飾られており
ました。そう、千里さんのかかりつけの目医者さんだったんですね。
いつ行っても、誰かが絶対、先生に
大江千里が来るんですか?」
って尋ねるの。すると先生はいつも
「時々、お忍びでこられますよ」
とにこやかに答えておられた。毎日何回も同じ質問されてたんやろな。

千里さんに憧れて、千里さんの母校である関西学院大学を目指して
高校時代はせっせと勉強に励み、残念ながら関学は見事に全滅したけど、
見合う大学に合格し、母は今でも
「娘が良い大学に行けたのは大江千里のおかげ」
といってはばからない。

日本に帰ってくる時を決めずに留学でアメリカに渡った時、
数多あるCDからたったの2枚を厳選して持って行ったのだけど、その1枚が
APOLLO」だった。(ちなみにもう一枚は、ウルフルズ「バンザイ」)

熱心なファンではなかったけど、振り返れば十人十色から20年。。
人生のターニングポイントにはいつも千里さんがいたな、と思うのです。

で、この18年ぶりに会いに行こうと思ったのは、人生に何かあったから?
と問われたなら、「はい」と答えましょう。
何があったのかは、ナイショ。。