宥(ゆる)し

<Emmery Annexの過去ログ>

私のとっているメルマガ「インナーメッセンジャー」より

宥(ゆる)しとは相手の間違った行動をただ黙って受け入れ続ける、ということではありません。
何が間違いかを明らかにする過程において感情的にならずに相手を大目に見る、ということを指すのです。


「許す」とは、また違うのだろうか、と思った。
「許す」ことは、できそうでできないことがある。
時として、無理に許さなくてもよい、と思うこともある。

でも、あの時、あの人の間違った行動をただ黙って受け入れ続けることではない。
何が間違いかを明らかにする過程において、感情に振り回され、苦しんだ年月があった。
その頃、私が何について苦しんでいるのかも知らず、母が
「相手のことを許すことができたら楽になるよ」
と言った。

「許すって何を!」
私には許すことなんて、考えることができなかった。
カウンセラーは、
「今は、相手を許すことなんて考えなくっていい。許す必要もない。許せないあなたの方が正しい。あなたの感情が一番大切なんだから。」
と言ってくれた。

激情の年月が過ぎ、ふと目にしたこのメッセージから、本当の「宥(ゆる)し」方を知ったような気がする。私は、あの時、あの人が私に対してとった行動をただ黙って受け入れ続けることはしない。それで構わないんだ。

「何が間違いかを明らかにする過程において感情的にならずに相手を大目に見る」ことは、今なら少しできるかも、と思う。

太陽の月18日 KIN240 黄色い律動の太陽