快痛

<Emmery Annexの過去ログ>

先週末は、久しぶりに熱がでて寝込む、という事態が起こった。
本当はずっと寝ていた訳ではなく、調子が悪いにもかかわらず、身体はって出かけていたのだけど、それ以外は、ずっと寝ていた。

熱が下がった日に、寺門琢己さんの「うるおうからだ」が中古で安かったので買ってきて読んでいたら
「苦痛」とは違う「快痛」を知っていますか?
というタイトルで
風邪は、からだをバージョンアップしてくれるものとして歓迎されています。
発熱し、発汗することで、からだのなかのウィルスや老廃物が除去され、熱がひいたあとに、からだが生まれ変わったようにスッキリするからです。

熱が出そうなときは、ちょっと怖いかもしれないけど、流れにまかせて出しきってしまったほうがいいと僕はアドバイスしています。

 

と書かれているのを見て、ハッとしました。

実は、風邪を上手にひくと身体のメンテナンスになる、というのを知っていたけど、できるだけ避けようとしていたなぁ、と思ったのです。

女性の毎月の生理も、ときに苦痛を伴うけれど、

「たまったものが流れていく」過程で起こるもの。
快い痛み、すなわち「快痛」ととらえることはできないでしょうか。

「快痛」を「病気」と捉えてしまう人も多いけれど、からだの代謝なのだと寺門さんは書いておられます。

久しぶりに、こんこんと眠り続けて、本当はあと一日くらい寝ていたかったけど、それでもなんとなくすっきり感を持っていた病み上がりの私に、ストンとおちた言葉でした。

 

太陽の月25日 KIN247 青い宇宙の手