七夕

<Emmery Annexの過去ログ>

七夕は過ぎてしまいましたが、七夕の由来について少し。

中国の「牽牛星(けんぎゅうせい)」と「織女星(しょくじょ)」の伝説が由来だというのは知っていたのですが、私の住む大阪にも七夕伝説があるのを知りました。

枚方市と交野市の辺りに、「天の川」が流れていて、平安の昔「交野ヶ原」(かたのがはら) と呼ばれていた地域があり、その周辺には「星」のつく地名がいくつもあります。交野に住んでいる友人の住所は、やっぱり「星」がついてます。そういったことは知っていたけど、私は大阪でも南の方に住んでいるので、それ以上のことは知らなかったのです。

交野市には織姫(天棚機比売大神)を祀る機物神社があり、天の川をはさんだ対岸の台地に中山観音廃寺跡には牽牛石があります。ほぼ中央の天の川に逢合橋という名の橋が架かっていて、この橋で年に一度、七夕の夜に二人が逢い、愛しあうという話が伝えられているそうです。

関心のある方は、「織姫と彦星が出会うまち」をご覧ください。
交野ヶ原のように地域全体が七夕と星・天体に関連した地名や伝承がたくさん残っている場所って、きっとそんなにないでしょう。
大阪もまだまだ侮れないな、と思いました。

宇宙の月12日 KIN86/機会をかたどる 白い銀河の世界の橋渡し