偶然の一致

<Emmery Annexの過去ログ>

磁気の月の説明で、
「私の目的は何?」と自らに問いかけることからあらゆることがスタートする、
から始まる説明文を引用してみて、別でどこかで同じことを読んだ気がする、とつらつらと考えていました。
そして「聖なる予言 」という小説で書かれている「第1の知恵」じゃないか、と思い至りました。

この小説を初めて読んだのは、かれこれ5年前。目から何度鱗が落ちたか分からないくらい、学びの多い小説です。何度となく読み返したのですが、この数日、久しぶりにこの小説を読み返す機会がありました。
一度、通して読んだ後、なぜか第1の知恵と第2の知恵が気になって、何度も繰り返し読んでいました。

小説には、
「第1の知恵は、私たちの人生での『偶然の一致』に気がついた時、始まる」
とあります。
自分がやりたいことについて、予感や直感を感じ、何か説明のできない力によって望んでいた方向に導かれているような経験をし、単なる偶然を越えていると思い至るようになるのです。

聖なる予言実践ガイド」 (文庫本は「人生を変える九つの知恵―『聖なる予言』の教え 」)に
第1の知恵は、目覚めの知恵であり、「自分の人生には目的があり、出来事はすべて、
その目的達成のために起こっているということに気づく」
とあります。
第1の知恵と磁気の月の意味が同じ、とまでは言いませんが、似てるな、と感じました。

「偶然の一致」とは明らかに「シンクロニシティ」なのですが、この小説ではそのように書かれていないので、そのまま使用しています。

「偶然」と聞くと、今でもセドナで出会ったサイキック・リーダーに
「何かあったら、『あ、それって偶然』って、すぐ思うでしょ。でも、この世に偶然なんてないんだよ。」
と言われたことを思い出します。
自分の人生を注意深く見直すと、自分で思っていた以上のことが起こっていることに気づけるのではないでしょうか。私自身も、導かれているとしか言いようがない出来事が多々あって、その波にのって生きてきたな、と思い至るようになりました。
偶然なんてなくって、全ては必然、起こるべくして起こるようです。
これを意識することは単純なようで意外と難しいのではないでしょうか。
「単なる偶然」で片づけてしまった方が楽なことが多いでしょう。
その「偶然」が「意味のある偶然の一致」であると気づいた時、ちょっとした変革が起こるかもしれません。

磁気の月5日 KIN108/芸術を計測する 黄色い自己存在の星