排出

<Emmery Annexの過去ログ>

好きで買っている雑誌「MY LOHAS」と「TRINITY」がそろってデトックスを特集をしている。それらを読みながら、今やっと「排出することの大切さ」が広まりつつあるんだ、と感じています。

私たちは、とりあえず何かを取得、所有し、それをただただ、蓄積していくことが大事だと思いこんではいないだろうか。
持たざるものより持てるもの、所有量が多ければ多いほど良し、としていないだろうか。
手放すことを恐れて、いろんなものを抱えこみすぎてはいないだろうか。
これは、物質だけではなく、感情や気持ちの面でも同様のことがいえる。

コンピュータのハードディスクも、容量オーヴァーが近くなると、動きが鈍くなり、容量がいっぱいになると、何かを消去しないと新たなデータを保存できなくなり、コンピュータそのものも動かなくなったりする。
同じようなことは、私たちにも起こっている。
私たちは自分自身のハードディスクの容量がいかほどのものか、自覚がないまま、ひたすら詰め込んではいまいか?
もちろん、コンピュータのハードディスクと違って、何ギガ、といった一定の設定はなく、
ある程度の拡張、縮小は可能だが、やはり限界がある。
ハードディスクがいっぱいになったのに気づかず、それでも新たなデータを取り込み処理し、保存しようとして失敗し、苛立ってはいないだろうか。

人間はコンピュータのように単純ではないので、再セットアップは容易ではない。
でも、容量がいっぱいになっていることに気づいたなら、いらないものは捨てて新しいものを受け入れる場所を作っていきたい。

呼吸も、吸うより吐く方が大切。
吐ききることで、自然と新しく、深い呼吸が始まります。
しかも、吐ききって空っぽになったところに入る呼吸は、普段は行き届かない身体の末端まで行き渡ります。
吸うことばかりを意識すると過呼吸になるように、取り込むことばかりに執着すると、パニックになります。不要になったものは捨てたり手放したりしてみて、身軽になったところから新しいものが自然と入ってくるということを意識してみませんか?

月の月16日 KIN147/癒しを測る 青い自己存在の手