補瀉

<Emmery Annexの過去ログ>

リンカラン」という雑誌の1月号に「心とカラダを大掃除するということ」
という記事があり、その中で「補瀉」という言葉が紹介されていました。

「補瀉」の「補」は足りないものを補うこと
「瀉」は、たまったものを流すこと。
漢方の柱ともいえる考えのひとつで、東洋は「補」よりも「瀉」を重視する文化なのだと書かれています。
身も心もすっきりするのをお清めとし、清めが浄めとされるなかで心身浄化の方法が禊ぎとされたのだ、と。

確かに何か改めようとするときには身辺をきれいにしたくなります。新しい年を迎える前には大掃除をしますよね。一年間溜め込んだものを洗い流し、きれいになったところで新年を迎えたい、
と思っておられる方が多いのでは?

何でも溜め込むより、流れのよい方が新しいものも入ってきやすいし、身体の動きも心の動きも活性化されるのではないかと思います。
ちょうど年末を迎えて大掃除のシーズンです。
なんで新年を迎える前に大掃除をするのかなぁ、と思ったこともあるのですが、「瀉」を重視する文化にちなんでいたのですね。

この三連休は大掃除にいそしんで、いろんなものを整理していて、まだまだ散らかってはいるのですが前と比較するとすっきりしてきました。そうすると気持ちもすっきりしてくるものです。もう少しいろんなものを整理して、もっともっと身軽になって新しい年を迎えたいと思っています。

律動の月15日 KIN258/秩序を解き放つ 白いスペクトルの鏡