霞始靆/草木萠動

<Emmery Annexの過去ログ>
今年の2月24日は雨水の次候の「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」
名前の通り、霞がたなびきはじめる時節という意味です。春霞の時季ですね。
靆く(たなびく)は、霞や雲が薄く層をなして横に長く引くことを意味します。
実際に空気中の水分率も高くなり霞がかかりはじめる時期なのだそうです。
この候は、立秋の末候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」と対をなしています。
春の霞に秋の霧ですね。


3月1日は末候の「草木萠動(そうもくめばえいずる」
草木が芽を吹き始める時節の意味です。
確かに春に向かっていろんな植物が芽を吹き出す時期ですね。
3月は、草木萠動だけに植物に関する別の呼び名が数多くあります。
花月(かげつ)、桜月(さくらづき),桃月(とうげつ)、花見月(はなみづき)、
花津月(はなつづき)、早花月(さはなづき)、早花咲月(さはなさきづき)、
花老(かろう)、華節(かせつ)、桃緑(とうろく)、桃浪(とうろう)、穀雨(こくう)、
花飛(かひ)、竹秋(ちくしゅう)と、花と関係の深い月です。

暦の名前を見ているだけでも春を感じられる季節になってきました。
三寒四温の名の通り、暖かくなったり寒くなったりしますが、春は確実に近づいています。

銀河の月20日 KIN59/エネルギーを呼び起こす 青い共振の嵐