プラス思考の効用

<Emmery Annexの過去ログ>
 

プシコという雑誌で、「心と身体を変えるプラス思考の効用」というなかなか興味深い記事を見つけました。

アメリカでビジネススクールの修了生1500人がその後どんな人生を歩んだか調べるため、1960年から1980年にわたって追跡調査が行われました。修了生は、「やりたいことを実現するにはお金を稼ぐことが先決だ」という考えを主張するAグループと、自分を信じてひたすら目標に突き進めば、お金は後からついてくると考えるBグループの2つに分けられました。AグループとBグループの人数の比率は、8対2。8割の人が「まずはお金」と考えていたのです。

20年後の結果はどうなったと思いますか?
2割しかいないBグループの人の方が安定した明るい人生を送っているという結果が出たのだそうです。また、個人的にも社会的にもずば抜けて成功したと言える人は、1500人中101人いたのですが、その内訳がなんと、100人がBグループで、Aグループからはたったの1人だったのです。

記事には
「希望を持ち、ものごとに前向きに取り組む姿勢があれば、病気になっても落ち込んだり、あきらめたり、自暴自棄になったりしません。現状を変えよう、望ましい状況を作り出そうというプラス思考から、どんなちっぽけなことにも幸せを見出す、困難や悲しみをひらりと乗り越える、巧みに目的を達成する、他者といい関係を築く、といったことが可能になるのです。」
とありました。

プラス思考は、「学習」できると多くの心理学者が言ってるそうです。
記事の最後に、「現実を受け止めること。でもあきらめるのではなく、
よりよい方向に変えようと努力すること、それに尽きるのです。」と
書かれていて、まさにそうだなと思いました。
プラス思考とは、能天気ではありませんし、目の前の問題を見て見ぬふりをして
逃れることでもありません。そこを勘違いせずにいたいものです。

私も「やりたい」と思ったことは、後先考えず、まずやってしまうタイプですが、
自分が心から望んだことは、苦労も苦労と思わず楽しめますし、いろんな援助が
どこからともなくやってくることを何度も体験しています。周りはヒヤヒヤすることが多いみたいですけど、今のところなんとかなってます。
やりたいことがあるけど、まずは先立つものを作って。。と思っておられる方が
いるなら、自分を信じて目標に突き進んでみるのも一案ですよ。

磁気の月19日 KIN227/癒しをつり合わせる 青い律動の手