処暑

<Emmery Annexの過去ログ>
今年の8月23日は「処暑(しょしょ)」です。
暦便覧には「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也」とあります。
「処」はもともと「来て止まる」という意味を持った漢字なのだそうです。
つまり「処暑」とは「暑さがおさまる」の意味です。
が、今年は夏の始まりが遅かった分、まだまだ夏が続きそうな気配ですね。
なんとなく朝晩が涼しくなったような気もします。
なんだか今年はあんまり季節感が持てないまま過ぎています。

七十二候では、処暑の初候にあたる
「綿柎開(めんぷひらく/わたのはなしべひらく)」
柎(はなしべ)とは花の萼(ガク)のことで、綿を包む萼が開き始める時節という意味です。

綿はアオイ科の植物で、立葵の花に似た淡い黄色の花が盛夏に咲きます。花が咲き終わったら、青い実ができ、熟してはじけると、私達がよく知る白くてふわふわの「綿花」となります。綿花は9月から11月のお天気の良い日に収穫するのだそうです。


月の月1日 KIN237/共時性をつなぎとめる 赤い電気の地球