天地始粛/禾乃登

<Emmery Annexの過去ログ>
今年の8月28日は、七十二候で処暑の次候にあたる
「天地始粛(てんちはじめさむし)」
「粛」は『暦本歴』では「さむし」と読ませていますが、他の暦では「しゅくす」「しじむ」などと読ませているそうです。
「天地始粛」の読みを調べたら「てんちはじめてしゅくす」や「てんち はじめて しじむ」などが出てきた理由が1年越しでやっと分かりました。

「粛」はとは、おとろえる、ちぢむの意で、ようやく暑さが鎮まる、という意味です。
今年の夏は熱帯夜がほとんどなくて、朝晩が過ごしやすい日が多かったのですが、処暑が始まった頃から朝晩、特に朝の涼しさは秋を感じさせるようになりました。


そして9月2日は末候にあたる「禾乃登(こくものすなわちみのる)」
「禾」は稲が穂をたれている様子をかたどった象形文字で、稲をあらわします。
乃はすなわちを意味し、登るは実る、成熟するの意味です。
秋の実りの季節がはじまりをしめしています。

暦の上では、秋を感じさせてくれますが、今年の夏はいつ頃まで暑いのでしょうね。なんだか想像もつきません。

月の月7日 KIN243/直観を実感する 青い太陽の夜